最終回『わがつまつり』開催

スタートから15年。間少し休んで通算12年に及んだ、マックピープル誌上での連載、拙著「我が妻との闘争」

最終回を脱稿し、編集部に送ってチェックが通り、肩から力が抜けた。やり切った、書き切った。という達成感と、これで普通のオッサンにまた逆戻りだな。という喪失感と。

今年45歳、新たに羽ばたける力が残っているのかどうか分からないが、これまでがむしゃらに突っ走ってきた軌跡を振り返る、丁度良い時期ではないか。と思う事にした。

であるから普段、ここは外に向けて割と滑稽な事を書く、というスタンスでやってきたが、今回は内に向けた備忘録的な祭りの場にさせてもらうことを先に宣言しておく。

ブログより頻繁にやり取りのきくツイッター。そこからの抜粋が主になると思うが、最終回関連の動きは電子絵日記風にここで分かる範囲は全て網羅していきたいと思っている。

名前を出されたら困る。という方がいれば申請してもらいたい。こちらは恩を形として残し、例えばつぶやきで「我が社の新製品を買ってください」的な、何かフォロワーにお願いごとをしていた場合、極力協力していこう、とする自分用メモの側面も持たせたいと思っているからだ。

15年の大事業が終わる。ちょっと予想の斜め上を行く虚脱感。「ワガツマロス」だ。毎月閉め切りと戦ってきた日々が終わる。ホッとするのと同時にアイデンティティにヒビが入ってしまったような複雑な心境と。

あと本誌のリニューアル。という名目で連載は終了するが、この件に関しては編集部には感謝しかない。

よくもまぁポッと出の新人のエッセイを、通算12年間も巻末でやらせて頂いたな、と。

ただ後進の育成の為に書き残しておく。失敗だったのか成功だったのか、それは読む者の判断に委ねることにしよう。

紙版の単行本の在庫が残らない「電子書籍」という形態は、弱小作家にとっては有り難い媒体だった。小さな書店にはまず自分の単行本は行き渡らないだろうし、本屋が近くにない場合でもキンドルなりiPadがあればネットで購入することができるからだ。

五巻からは電子書籍形態オンリーのリリースとなった。

ここで五巻収録分の一発目を書いていたあたりから話は遡る。編集部から確認があった。紙媒体とは別に此の度マックピープルの電子版も並売することになった。しかし電子版はギャランティが発生しない。ここで各連載陣には拒否する権限がある。というものだ。

拒否すればそこは空白のページになるらしい。

拒否する理由などなかった。編集部には散々お世話になっているし。ギャラなど同じ物で二つも頂けなかった。そして電子版で広く自分の作品が知れ渡れば(名前を売るチャンスは大切にしたかった)、単行本の売り上げに必ず比例する。と判断した。

しかし、ここからが難しい所。結局渾身の力作「我が妻との闘争五巻」は販売目標未逹であった。おかげで六巻のリリースが暗礁に乗り上げた。

毎月、本誌の電子版を購入されている、私を最も支持してくれているであろう層は、iPadの中に全部、五巻に収録されている内容を本誌内のカラーで持っているのだ。

これでは販売訴求力が弱いのは当然だと思えた。コストを最小限に抑えるために、五巻は書き下ろしも含まれてはいない(※四巻までの単行本書き下ろし分に対して、マックピープル編集部はちゃんと一本ごとにギャラをくれた。本当に寛大な編集部である。またそれだけ出版を取り巻く状況が年々悪化しているということが、身にしみて感じられた15年ではあったが)

そして敷居の高かった電子書籍の購入。主婦などの楽しみにして読んでくれているライトユーザーには「買おうと思ったのですが、電子書籍購入はよく分からなくて」というメールを実際に頂いたりもした。

「頑張って操作憶えて、なんとか買ってくださいな! クレジットカードとかプリペイトカード用意して」とは強く言えなかった。

結局、拒否権を使って電子版を空欄にしておけばレア感が増し、単行本時に買ってもらえて販売目標が達成でき、最終回の六巻に繋がったのではないか? というのは後になって色々と今思うところだ。

失敗だったとは思っていない。人生チャラ説。本誌電子版で広まった名前が、今後どこかで芽をだし、なんらかの形で自分に返ってきてくれるだろう。と思いたい。

長年頑張った連載の最終回が、なんらかの形で本として残らないのは残念でならない。なので、一人でも多くの方に2014年7月末の最終回掲載分マックピープル本誌を買ってもらおう。と、運動する気になったのだ。

スタートはツイッターによる私のつぶやきから始まった。

「『我が妻との闘争』最終回を脱稿。スタートから足掛け15年、間に休んで通算12年間の連載生活でした。私に関わって頂いた全ての人達に読んでもらいたいです。今出ている号と月末発売号で前後編の最終回です。
電子版が販売目標未達のため最終回は残念ながら書籍化されません。ぜひお手元に」

RSatowさんと、さとちゃん77さんがすぐさまリプライしてくださった。「辛いです。 マックピープルにこの記事以外何を読めばいいのでしょうか? 残念です(さとちゃん77)」

マックピープルは今後、iPhoneアプリの開発者向け支援の雑誌にシフトしていくそうである。なるほどな、と。新製品はネットニュースですぐにわかる。

雑誌としての活路を見出す手堅い戦略だと思う。プログラマー雑誌に私のファミリー喜劇は不釣り合いだとも思った。

よしえママさんより「えー、電子版で全巻買いました。なんか、お子さんたちの成長も一緒にみてきたので、親戚のおばちゃんの気分です・・」

よしえママさんやるじゃん、と。ウチの嫁はゴリラにムチで調教して電子書籍を買わせようとするも、反逆してキンドルをへし折り、飼育員に襲いかかって首の骨を折る。みたいな事になるのは必定なので、電子機器を操るかっこいいママさんですなー、と拍手を送りたくなるのである。主婦が電子書籍を購入するまでの敷居は、私が考えているよりも、相当高かった。というのが今の印象である。

大福 まみ「足掛け15年、そんなに長期になっていたのですね!お疲れ様でした。なんだかんだと奥様への愛を感じるものもありました。お疲れ様でした」

自分でもビックリしている。あっという間の15年であった。人生ボーッとしていたら、すぐ終わってしまうことに気付いた、今回の一件である。

エロ過ぎてウルオ ‏「マジですか!」ウルオさんもツイッターやり始めた頃からのお付き合い。義理堅い方である。

Kenichi Matsudo ‏「自分のサラリーマン人生とほぼ同じぐらいの期間なんです だから自分のことのように感慨深いです 闘えば闘うほどにより作家になられていく姿をまぶしく追ってました 次のスタートラインに立たれたことに影ながらエールを贈らせてください そしてありがとうございました」

いつもツイートの文面から理知的な一端が垣間見えるマツダさんのリプ。誰かと共に歩めた連載で幸せな時にやらせてもらったな、と思っています。

shinobu ‏「 残念です。最初はMacの使い方を勉強するつもりが呉さんのセンスに圧倒され、呉さんのコーナー以外読まなくなってました。でも今は色んな媒体がありますので今後も色々発信して下さい」

シノブさんのリプ。本当にありがたい。こういうツイートを頂くと「人気が底辺にきて連載が打ち切り」みたいな形を取らなくて良かった。とホッとする一面も。

姫宮あんじ 「お疲れ様でした。ワガツマを読んでいなかったら私結婚してなかったと思います(逆説的かもしれませんがホントそうなんです)」

あんじさんも温かいリプをよくしてくださります。この後ツイートは、ご自身の結婚に至るまでの波瀾万丈話が続きますが、非公開ツイートになっていたので、収録を見送ります。

ひもたろう「 (`;ω;´)」

ツイッターのアイコンが怖めのひもたろうさん。よく読んでくださってくれていつも嬉しく思っています。

ホセ彦 ‏「我が妻との闘争」が最終回ですか。物凄く長い付き合いになりました。最終回ということは、もう闘争などない平和で呉さんにとっての安寧の家庭になったということですよね?おめでとうございます」

どういう最終回を迎えるのか。実はとっくに離婚していた。というのもあるかもしれませんよ(笑)

テキーラサンライズ「次回、暴れん坊将軍、ご期待ください」

テキーラさんも相当古い読者さんだと思います。これは封印されたフラッシュネタ。Kure's HomePageで発表したネタを絡めて突っ込んでおられます。

デコース・ワイズメル「次は映画化決定っすね!!」

ウルトラセブンのアイコンが眩しいワイズメルさん。映画化なんて無理ですよ(笑)でももし映画化されるのなら嫁はテレビ東京アナ、大橋未歩さんがいいなぁー。嫁もああいう系統といえば系統です。可愛さは段違いですが。

梅昆布茶 「お疲れさまでした。結構長い連載だったのですね。その間毛髪が復活したりといろいろありましたね。 最終回わたしも読みます!」

女性のツイートでも飲みかけのコーヒーを何度か鼻から吹き出しそうになる、隠れたお笑いセンスをお持ちの梅昆布茶さんからのリプ。私の方がファンなのです。きっと可愛い方だと思います。貧乳だそうですが(笑)

Naho 「15年間お疲れ様でした。私の学校に興味ないと思っていた父がポーランドだけで「お前の後輩やろ」と言ってきたのが懐かしいです(笑)ちなみにうちの父はMacに歴代Windows入れて遊んでいます。まだまだパソコンはおもちゃですσ^_^;」

Nahoさんはウチの娘の学校の先輩であることが連載のエピソードによって向こうから指摘を受けました。もう一人の娘のように思っております。お父さんも古き良きマック愛好家でシンパシーを感じているご家族です。

カズtogo ‏「 えぇええええええ!最終回を迎えるんですか!∑(゚Д゚;) 本当に残念です…。魂の最終回、気合いを入れて拝読します!」

ギターのアイコンが凄く上手いんだろうな、と思わせるカズtogoさんより。読んだらぜひレビューしてやってください。

やっぱり猫が好き「お疲れ様でした。最終回楽しみですがさみしいです。呉さんのファンのうちのヨメに伝えるのがツライな〜。」

やっぱり猫が好きさんも古い読者さんだと思っております。奥さんと仲睦まじいようで、羨ましい限りでございます。

へい ‏「お疲れ様でした。是非手元に残したいと思います」

へいさんのダイエットツイートを読むたびに「いかん、私も頑張らねばなー」と思わされます。決して安い雑誌ではありません。本当にありがとうございます。

丹下据膳 ‏「なにより驚いたのが、初めてHPを拝見してからすでに15年以上経過したのだという事実です。あるある!と突っ込みながら読み続けてきました。己を犠牲にしつつ、楽しませて頂いてありがとうございました」

名前がいかしまくっている丹下据膳さんからのリプ。長く読んでもらえてたようで感無量です。

タマキチ「最終回が来て欲しく無いような早く読みたいような複雑な心境です。15年もの長い間、本当にお疲れ様でした」

遠い親戚にあたる(笑)タマキチより。もう血のつながりを超えた親密さである。

大久保伸吾「 連載お疲れ様。最終刊が出版されないのは残念!自費出版したら?もちろんiBooks希望」

学生時代の同人。おおくぼしんご、である。戦友からの嬉しい提案。ちょっと乗り気になってみたり(笑)

さいら ‏「 最終回になってしまうのですね!初心に返って、先生が超ハイスペックウルトラデラックス仕様のマシンGETな最終回を夢見てみます。最終回楽しみにしてます!」

パンダのアイコンがキュートなさいらさんのリプ。ニューマックは手に入ったのでしょうか? その辺も最終回で書いております。

satoshi yamamoto「マックピープル買う理由を今から考えます。うーむ。ムズカシイなー」

Nikonアイコンがかっこいいヤマモトさんから。そんなこと言わずにー。あっ、それとNikonD810はやっぱり買い、でしょうか?

らっく ‏「一つ時代が終わってしまう寂しさがあります」

それは私も感じております。競合誌であるマックファンの長寿連載「マックな人」が先月最終回を迎え、こっそり楽しみに読んでいたのに、あぁ、私を含め、色々と世代交代なのだなぁ、と感慨深く思ってみたり。

Pitts Special ‏「 仕事上がりに書店を巡ります。在庫がありますように!」

前後編をそろえてくださるようで。本当にありがとうございます。

H.Y ‏「長い長い連載お疲れさまでした。毎回これが楽しみで…。はぁ。ちょっとしばらく力が湧かないなぁ。また三重県にお越しください!」

そのようなお言葉、やってきた甲斐がありました。だめなやつらツアーで、また三重には行きます(笑)

そして冒頭のツイートをリツイートしてくださった方々(敬称略)、nomsun、遠山修一郎、 タマキチ、塩屋舞子、でちでち 、河南好美、 顔仁、 デコース・ワイズメル、 ひもたろう 、 暴れん坊天狗・松太郎、 MA-SA、 かず 、 Kenichi Matsudo 、 sf324929、YOSHIDA_Youichi、 タケダケントみなみケント南澤径きょん、姫宮あんじ 、 lovekorea、 喜多野土竜(心機二転三転)、 仙道ますみ 、 たれ 、 アライトシロウ 、 藤井 修、金平。

リツイートは本当に効果があります。ありがとうございました。

そしてこの日の夜にブログをアップしてくださった「み○いど」さん。ブログがいつ消えるかわからないので、全文引用しますね。いいですよね? 駄目なら今度一杯おごります。

呉エイジという人は…だ。

『我妻との闘争』が15年の時を経て終わりを迎える事となった。
ホームページ全盛期圧倒的人気を誇っていた
『KURE'S HOMEPAGE』の管理人であり、書き手である呉さんに憧れ、
ホームページを開設した人は少なくないだろう。
かくいう私もその1人で、ネットで初めて創作に触れた瞬間であり始まりだった。
『憧れたままでは終わりたくない、私の文章を読んで欲しい、負けたくない』
その一念で8年+2年続けたホームページは
『呉さんのお宅とは逆パターンですね』
と良く言われ、簡単に説明すると、夫に我慢に我慢を重ね、


怒り、忍耐、悲哀、苦渋、悶絶、重圧、重荷などを煮詰めて
ドロドロにした染色で染め上げたものを、お笑いで仕立てた十二単を着ている。

ようなホームページであった。それなりにアクセス数も得られ、読者様に
読んで頂けて、み○いど。というHNでずいぶん活動させてもらった。
とにかく『お笑いを表現する力』を持った呉さんは憧れた書き手さんで、

結婚して…♥と思ったものだが、当時の気の迷いだったと今では覚醒している。


そして15年の間に不思議な縁も生まれた。
1人の青年が本を出版するに辺り、巻末に尊敬する人として、私の名前を出していいかと訪ねて来たのだ。
同列には呉エイジという名があった。そう。彼も呉さんのファンだった訳だ。
その彼とも10年の時を経ても付き合いが続いており、その青年は漫画の原作者として雑誌で連載をしている。

また15年の間にはTwitterというツールが生まれ、昔のようにかしこまってメールを送らずとも、気軽にやり取り出来る時代となり、呉さんとも近しい距離になれたように思っている。


老化と引き換えだけどね!


あ、ごめん。今書いててちょっと泣いた。
そして15年という時間は人の生活を変えるにも十分な時間で、その最たるものが自分が離婚したことだ。
17年半我慢出来たんだから、これからも出来ると思っていたが、


我慢は定期貯金だったようで満額になったところでブチ切れた。


半年の別居を経て離婚となったのだが、その間、呉さんとのDMというピンクのような紫のような、怪しい色合いを放つ秘密箱で時折やり取りなどをしていた。
女として悲しいかな、しかし呉さんの潔白のために言っておくが、


ロマンスの神様は存在などしませんでした。
ええミジンコのケツの穴ほども存在しませんでしたとも。
呉さんのいくじなし!


実に健全かつ現実的で下世話なやりとりの中で、しかし呉エイジという人が少し分かった気がした。


呉さんは家族を愛している。(本当)
呉さんは離婚などしない。(本当)
呉さんは妻を愛している。(8割本当、2割不明)


実に呉エイジという人は離婚にまったく不向きな人なのだ。
真綿で首をジワジワと締め上げられる生活だろうと、それを幸せだとちゃんと知っているのだ。
今あるものの得難さも。

だからこそ、我妻を書き続けてきたのだろう。
だからこそ、読者さまも安心して読んでこられたのだろう。
『志村ーっうしろー!』
そんな感じで。


我妻との闘争は幕を下ろすことになったが、呉さんは創作活動を辞めたりはしないだろう。
辞めることは出来ないとも言える。
そういうふうに造られているからだ。かくいう私もであるが。
形を変えて表現を続けていくのだろう。
私達読み手、書き手もその続きを見守っていきたいものだ。ここまできたのだ。
毒を食らわば皿まで。
これからも宜しく。呉さん。



ほんとうにありがとう。創作は素晴らしい。

今回はこの辺で。


いつも来てくれてありがとう。ぜひ上の白いボタンをぜひ押してくれよ。最終回祭り、月末まで続きます。
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呉エイジ

Author:呉エイジ
マックピープルの巻末に毎月こっそり「我が妻との闘争」を連載しておりました。電子書籍1巻から5巻、絶賛発売中!

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