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『鬼嫁探偵』裏話



 絶賛好評発売中、新作の『鬼嫁探偵』であります。



 現時点でアマゾンレビューは10件、年始に出した『我が妻との闘争2020』のレビュー数を上回っております。過去に発表した作品を纏めた本と、一番新しい作品を並べて、新しい作品に評価を頂けているという事実は、書き手にとって一番の励みになります。まだ頑張れそうです。

 今回は表紙の裏話について。波野發作さんに表紙を依頼しました。我が妻シリーズと完全に分けたい、という思いと、ちょっとステップアップしたい、新生呉エイジとして色々やってみたい、と考えた結果でした。

 これを思い出すとちょっと反省ばかり出てくるのですが、これまで波野さんが手がけた表紙のセンスが自分の好みに合っていたので、DMを介して初めてお仕事をしたのですが『もうお任せでお願いします』とだけ書いて依頼したのです。

 向こうも困惑したことでしょう。調べたら鬼嫁モノ書いてるし、タイトルは『鬼嫁探偵』ですし、そんな手がかり、字面からのイメージで一発目の表紙はこんな感じでした。

onitan2.jpeg

 過剰に『鬼』を強調してのデザインだったのでしょう。相棒の金平に見せたら『エエやん! すっごく目立つと思うで!』と好感触だったのですが、ここで私はこだわりを捨てませんでした。確かに目立つだろうけど、SFっぽく映ったのです。それに怖い、という印象も。この作品は現実に即した物語で、そういう感じでアピールがしたかったのです。リアルな物語、SFとは思われたくなかったのです。

 ここで申し訳なく私の言い分をDMしたら『第2案? 追加料金なんていりませんよ。良い物に仕上げていきましょう!』と言われ、次に出してもらったのが現在の表紙です。この世知辛い世の中でなんと太っ腹な。皆さんも波野さんに表紙を依頼しましょう(笑)

 なので、次回は表紙を依頼するときは『以前手がけられたあの作品のようなテイストで』と最初に言おうと思った次第。微調整を通り越して、結果2案作らせてしまいましたからね。ホント、赤面の猛省ですよ。

 我が妻より売れてくれているのが、せめてもの恩返しでしょうか。

新作『鬼嫁探偵』感謝報告



 発売からそろそろ一週間ですけど、いろんなところで読まれていて、概ね好評なのではないか? という手応えを感じております、新作の『鬼嫁探偵』

 現時点でエゴサーチして収集した身震いするような嬉しいコメントを、えっ? エゴサーチしたってええやんか。そんなケツの穴の小さい、みたいな目で見ないで。だって気になるやん。長編書いて、結構時間かけて、エゴサーチしない書き手さんいる? 今は頑張ってセルフプロデュースしていかないと、この情報時代、埋もれるのよ。

 だから長年頭の中にあったこの新作は、少しでも目立つように表紙を破滅派、波野發作さんに依頼してビジュアルから訴求力を高めて、解説にはミステリ作家、自然先紀さんに書いて貰って、通の探偵小説ファンにも興味を持ってもらおうと。

 タイトルは色物っぽいけど、構造と取り組みは大まじめですからね。

 現時点でアマゾンレビューはコメント二件、星評価一件の計三件。嬉しすぎて身もだえしてしまいますね。

 やっぱりこのリアクションが欲しくて書いてますからね。もうお金はいいですわ。名誉ですわ。

『なら無料でアップせんかい』

 という危険予知を忘れるところであった。こういう人も中にはいるだろう。嘘、やっぱりウソウソ。印税有難い。レアな復刻探偵小説、印税で全部買えているから。これ、月の小遣いだけだったら、全部見送り。で、私の欲しがる本は私家版が多くて、すぐ売り切れて再版は無し。これ、今まで買えてなかったら、ハンカチ噛んで泣きながら発狂してる。

 ホント、有難い読者さんに囲まれております。だから私は、日々小説指南本を読んだり、面白いセルパブ作家さんの本を読んで面白ポイントを吸収し、研究し、自分に活かしておりますよ。ベムスターみたいに吸収しますよ。で、アップデートを重ねております。

 さて、ではまずアマゾンレビューから。名前は分かりません。カスタマーさんから

〜実話と思わせられた読者は当然話に引っ張り込まれていきます。そうしてそのまま話中の主人公の如く沼から抜け出せません。一気に読了。〜

 いやぁ、嬉しい。一気に読了。これは最高の褒め言葉ですね。作者冥利に尽きます。

 続いてこちらもカスタマーさんより。

〜小気味良い展開で一気に読むことができました。まるで体験談のような展開!笑 この作品は作者の最高傑作品だと思います。次回作にも期待大。〜

 最新作が最高傑作だ、と書き手ならみんな思っているはずです。これも最高の褒め言葉ですね。嬉しすぎて何か出ちゃいそう。

 次はツイッターより

〜変わらずの呉さんの文体、言葉の使い方には本当に楽しませていただきました。シリアス·堪能的なシーンであっても、必ず和ませてくれる…。そんな呉さんの作品が大好きです〜

 文体に触れてもらってくださるのは嬉しいですね。しかし私には文体コンプレックスがありまして、私の作品は会話が中心のスタイルで物語を牽引していきます。で、時折目にするのは、めっちゃ少ない会話で、なのに物語がグイグイ進行している、そういう作品が個人的には高級な文学作品だと思っているのです。ここは今研究中です。続いて。

〜呉エイジ氏の「鬼嫁探偵」、読んできての感想。

ああ、やっぱりこの人の作品には、読み手を飽きさせず、和ませる力があるなぁ…。

この暗い世情の中、籠もりっきり(仕事自粛中)の自分にとって、一種のヒーリングアイテムになった。こんな作品をまた世に出してほしいと、切に願う今日この頃。〜


 読み手を飽きさせず、ここの箇所にビンビンきましたね。出して本当に良かった。

〜他の方のセルパブ紹介270『鬼嫁探偵』呉エイジ
この題材でのミステリは大変である。浮気には全てを見通す神レベルの女の勘が働くからだ。本作の鬼嫁探偵は苦しい弁解にロジカルに付き合ってくれるぶん鬼ではなく仏なのかもしれない。〜


 めっちゃ嬉しいですね。ツイッターでタイムラインに流れてくるセルパブ感想で目にしたことがある乙野二郎さん@otsunovelですね。

 この方に触れて貰えたかぁ、俺もセルパブ界でステップアップできてるなぁ。そんなことを思いましたね。暖炉の前でワイン回しながら(大嘘)。

 次にこちらはブログで感想を記事にしてくださいました。『ふじみき.NET』さんで嬉しい感想と考察を上げてくださっています。皆さんも是非読みに行って!

 ちょっとためらってる従来の読者様、新境地ですが、まぁまぁな作品に仕上がっておるようです。この週末に如何ですか?


呉エイジ『鬼嫁探偵』完成



 本日発売ですよ。最新作『鬼嫁探偵』大真面目な話は、公式サイト『秘密の探偵小説読書日記』に書いているので、ここではそれ以外のことなど。



 この表紙は破滅派、波野發作さんに依頼した。



 新生呉エイジの長編として、都会的で洗練されたセンスの表紙を仕上げてくださった。依頼して正解だった。これならば勝てる。結果を残せることだろう。妖しげな女性のアップは、女性読者も囲える事と思う。

 ここは裏呉エイジで通せるので、色々書き残しておこう。この作品は、カフェイン錠剤を砕いて、鼻から吸引し、よく深夜に書いたものだった。あれをやると眠気が飛ぶので、本当に眠れなくなり、後から疲れが倍増で襲ってくる。

 この新作に貢献したアイテムの一つだ。あと、他のセルパブ作家さんの動向が、本作では本当に刺激と励みになった。

 特に折羽ル子ちゃん。『今日は○○文字書いた』というツイートが大いに刺激となった。



 本作では『性』の問題を扱っている。性を中心に男と女の愛憎を倒叙形式で組み立ててみた。あまり小説を読まない嫁さんも本作を読んで『おもろい』と言ってくれたので、女性読者にもアピールできると思う。

『我が妻シリーズ』は流石に見せることは出来ないが、時折書くオリジナルの短編は嫁さんに読んで貰うことがある。

 そうして解説を依頼した、じねんさんも重量級の解説文を寄せてくれた。〜一人の芭蕉の問題〜の考察である。本編がコケても、これだけでもお釣りがくる内容だ。こちらも依頼して本当に良かった。

 あと、従来のマーケットより、今回は広がって欲しいなぁ、と思っている。その方法として、表紙を引き受けてくれた波野發作さん主催のイベント『セルパブ夏の100』に参加表明した。

 毎年夏に発行される電子書籍で、セルパブ本の紹介雑誌、それも無料配布のものである。これに応募した。売れまくって欲しいために。

 さぁ、愛する子供が大海に漕ぎだした。どうなることやら。楽しい夏になってほしいものだ。


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最新刊『鳥越第一産婦人科院長殿』告知2







 さて、しつこいと思われるかもしれないでしょうが、最新刊『鳥越第一産婦人科院長殿』の話題なのである。

 今回はKindleアンリミテッドに登録しているので(それに合わせて前作『すごい面接』も再登録した)、Amazonプライム会員の皆様方には、読み放題サービスで読めるようになっております。

 日々の販売数もそうですが、この読み放題サービスの数値もなかなか侮り難く『買うまでとは思わないけど、読み放題サービスの範囲内だったらいいか』という層にアピールできているようです。

 今回は『変格探偵小説創作集』と銘打っているので、ぜひTwitter上でも同ジャンルのファンに情報を拡散して頂きたいのですが、ここで欲しがり屋さんになってはいけない。

 『呉エイジと関わったら火傷しそうだな』とか『こなきじじぃのように絡みついてきそうで面倒くさい』とか思われたらアウトなのである。

 じっと我慢して、同好の士の口コミを期待しつつ、この本の良さが広がってくれるのを祈る日々なのだ。

 発売からここまで、好意的なお声を頂いた。批判的な声が見えないのは、きっと探偵小説を愛する人々は『大人』なのだろう。わざわざ『変格探偵小説を馬鹿にしやがって』とは私に向かって直接言わず、鼻で笑って終わり、なのだろう。

 私なりに『変格探偵小説』の愛は形にできた、と思っているし、第二弾に向けて何本か形が見え始めている。

 今回はネットで見つけた短編集についてのお客様からの声を書きとめ、読むのをためらっていらっしゃる方々に興味を持っていただこう、というのが主旨である。

 〜呉エイジ『鳥越産婦人科院長殿』感想。Kindle本。同じフレーズを繰り返す手法が活きる表題作、結末を描ききらず読者の想像に委ねることによって身もだえさせる「無責任と真面目男」、遊園地の着ぐるみのアルバイト中にある"快楽"を覚えてしまう「ぬひぐるみ物語」といった短篇6作を収録。変格"ものの入門書的に読んでみた(乱歩オマージュはさすがにわかる)。持ち味であろう軽やかな文章がちょっと浮いているのではと感じる箇所もあったけど、どれも愉しめた。それに100円で読めちゃうんだよお得だね!(宣伝)〜

 『無責任と真面目男』が作者の意図ズバリ。相当な読み手さんだ。帯で謳った『エロ グロ ナンセンス』のナンセンス担当の短編だが、狙いはまさしく『あっ、物語はここで終わってるけど、この後そうするのね』とイメージしてニヤニヤして頂きたかったのが作者の狙い。

 〜 「何度も呟いたから」を読みました。2人の温度差がポイントかと思いきや予想外の伏線からの追い詰めが面白かったです〜。「無責任と真面目男」を読みました。現代の会社のイメージで読んでしまったので、登場人物の口調に違和感を感じましたが「オチ」は面白かったです。笑 続けて「ば・れえん・たいん」を読みました。この作品は「無責任と真面目男」と逆に、この後が気になる終わり方でした…じ、実話…だったり…? いよいよラストの「鳥越第一産婦人科医院長殿」を読みました。人の持つ想像力と創造力が楽しめました。さて、読み終わってしまったので次の作品を「早目」にお願いします。笑 呉先生へ〜

 あまり普段読書をしないらしいフォロワーさんからですが、全部読んで貰えたようで作者感涙です。

 〜呉エイジ『鳥越第一産婦人科院長殿』読了。変格探偵小説に捧げる讃歌、読んでいて「ああ、これこそは……」と何度思ったか。個人的お気に入りは、不木作品を彷彿とさせる表題作と、再読して「そこか!」と膝を打った『無責任と真面目男』、横溝+乱歩的な、皮肉な結末が素晴らしい『ぬいぐるみ物語』オウムの証言からの展開が印象的な『何度も呟いたから』もいい。〜

 ツボを突きまくりの的確な評。ここまで狙いを汲んで頂ければ、こちらが『いやん』と声が漏れるレビューである。

 〜じっくり日にちをかけて味わうつもりが一気に読んだ。「ぬひぐるみ物語」が一番好み。『我が妻との闘争』の軽妙なイメージが強い呉さんだけど、濡れ場の描写にしっかり興奮させていただきました。「私に入ってきた」って表現が好きなんだと気付いた。【余計な告白】〜

 そうなんですよ。まだお読みでない貴方。今回は『濡れ場』描写があるのですよ。しかし『それで売り上げが伸びるのではないか?』という下心は全くありません。この作品に不可欠である、と思ったので書いてみたのです。

 〜ふとしたことから読んでみたが、著者がマックピープルの「我が妻との闘争」の人と知って驚いた。著者の変格探偵小説に対する愛が感じられる短編集。最後の「あるまじき錯誤」からあとがきへの流れが強烈なインパクト。〜

 これは嬉しい。今回の短編集の中で、一番の労力とリスクをかけた(笑)自信作『あるまじき錯誤』が、ほとんどの方に黙殺される中、ようやく取り上げて頂き感無量でございます。

 どうでしたか? このブログを読んで、少しでも貴方の心の琴線に引っかかる物があれば、ぜひポチりとお願い致します。




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最新刊『鳥越第一産婦人科院長殿』告知




 本日3月15日。私の最新短編集『鳥越第一産婦人科院長殿』がようやく完成し、Kindleストアに並びました。




 四ヶ月ほどかかりましたね。読み返してみて『なかなかいいのが出来た』と思っております。

 私が若い頃読みふけった、江戸川乱歩、横溝正史、夢野久作、その他、変格探偵小説を書くマイナーポエットの作品達、そういう作品に捧げる愛に満ちた返歌であります。

 それぞれの思い出は『あとがき』に書いておりますので、ここではそれ以外の、この本にまつわるお話などを。

 私は文章を書くことも好きですが、読むことも大好きです。で、自然と書く物は吸収してきたものが反映されるわけで、今回はエロ・グロ・ナンセンス、昭和初期の変格探偵小説の創作集を纏めてみました。

 形にする、ということは、私が読んで今一番楽しい物、になるわけで、同好の士にはきっと喜んで頂ける内容になっているのではないか、と思っております。

 反対に『我が妻との闘争』のような感じをお求めのお客様には、ちょっと違う。と思われてしまうかもしれません。感想が楽しみでもあり心配でもあります。

 一本目『何度も呟いたから』これは笑いとミステリーを融合してみようと試みた短編です。タイトルが本文中に出てくるのですが、どこにどう配置したか、が作者のミソになります。

 二本目『鳥越第一産婦人科院長殿』これは変格探偵小説ではお馴染みの、偏執的な狂人の一方的に送られてきた書簡体です。声を高らかに相手の都合も関係なく一方的にまくしたてる状況を「あー、きたきた」と喜んで貰えれば幸い。これは私が考える変格探偵小説の『必殺の型』であります。

 三本目『ぬひぐるみ物語』これは『ねっとり書いてみよう』と思いながら組み立てまして、過剰な独白が事件の構図の先読みを隠蔽する効果も狙って書いています。

 四本目『無責任と真面目男』喋りが上手の世渡り上手な男が会社にもいます。適当にやってても強引に、軽薄に言いくるめてしまう。そういう相手への憎しみが、幾分加味された内容になっています。

 五本目『ば・れえん・たいん』ここで弁明しておきますが、私はホモではありません(笑)色白でショートカットで巨乳な女性が大好きです。

 六本目『あるまじき錯誤』これは絵解きの時、皆さんに「あーあ」と言いながら苦笑いして頂きたい一篇。書き上げてしばらくたって自分で読み返してみて爆笑したので、多分品質的には大丈夫でしょう(当社比ですが)。

 あー、でもこれは前作『すごい面接』よりは売れないだろうなー。物凄く偏った内容ですしね。『すごい面接』は今でも『ビジネスマナー』のランキングで50位以内をキープしており、これから毎春、新卒の方々が『面接』で検索し、間違って買ってくださる、という『我が妻との闘争』に続く第二の収入柱になってくれると思うのです。

 それでも出さずにはいられませんでした。これを書いたということは、これが私の一番読みたい本、だと思いますし、Twitter等で私の読書感想ツイートを目にされた方が「あの手の本を読んでいる呉さんなら、もしかして私の興味に引っかかるかも」という興味で手にとって頂けたら幸いです。




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渾身の最新単行本
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Author:呉エイジ
マックピープルの巻末に毎月こっそり「我が妻との闘争」を連載しておりました。電子書籍1巻から5巻、絶賛発売中!

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