工藤夕貴 STRAWBERRY TOWN

工藤夕貴 STRAWBERRY TOWN
発売日 1986年3月21日
型番 32HD-12
01.し・あ・わ・せカーニバル
02.恋はかけひき
03.ラストダンスへようこそ
04.BOYS AND GIRLS
05.シンデレラ・リバティもへっちゃら
06.Touch Me Summer
07.涙のペチコート
08.Diaryは秘密でいっぱい
09.カレン
10.愛になりたい
日付が変わってしまっているではないか。明日の仕事に差し支える。眠らなくてはいけない時間だ。
だが俺の心の中の狼がそう簡単には眠らせてはくれなかった。どうした? 今年は出来るだけ毎日更新するはずだったんじゃないのか?
俺は愛機を起動させ、傍らにバーボンを置いた。
まさにハードボイルドだ。
男も四十を過ぎれば、自然とハードボイルドに近付いていくものなのか、今日の俺は尖ったナイフのようではないか。いや、素がこうだったのだ。
素を悟られぬよう、ブログではあえてオトボケさんで通してきたのだ。
明日の仕事はどうなる? そんなもの明日になって頑張ればいいのさ。職場は戦場だ。戦場で寝る奴なんていないだろう。
東京砂漠…、なにも東京だけが砂漠ではない。俺の職場も灼熱地獄、砂漠みたいなもんさ…。
乾いている。全てが乾き切っている。先程チャックの横からこぼした小便の水滴も完全に乾き切ってくれた。
エアータオルを使ったからだ。
手をかざすとセンサーが反応して、ブワーッと暖かい風が出てくるアレだ。
私は両手を巧みに使いながら温風を誘導し、股間をクイッと突き上げて小便がズボンに垂れた箇所へ風を導く。
それは執拗に…、何度も風を出しながら…。
風の谷のユパ様とて、ここまで巧みに風を操れまいて。
この工程は他人に見られたくないものだ。
それでもスーパーの便所は公共の物。他人が入ってこない可能性の方が低い。
見られたら相当恥ずかしい。いやーん、などと言ってしまいそうだ。
ハードボイルドの股間は、巨大すぎてもなんの損もない。ズボンから離れて放尿するので、ズボンに小便の水滴も垂らさないだろう。
四十からの増大術…。
私は成人男性雑誌をパラパラとめくってみた…。整形クリニックの広告が目に入る。
あなたの陰茎はまだ身体の中に埋まっている部分があるのです。それを引き出して今よりも大きくそして本来のサイズに整えます。
これだ。
潜在能力を引き出すような感じではないか。眠っている狼を呼び覚ます。
しかし手術にはいくら必要なのであろう。八千円とかでは無理だろうな。相場がわからない。そして電話して聞くのも超ハズい。
鼻をつまんで別人の声で電話をしてみるとか…。
黒柳さんとか金八先生みたいな感じになってしまう。
先生はいば、鼻がつばっています。
似てねー! といった奴を覚えておいて、後日高層ビルの屋上からライフルで狙撃。
もしくは超ハイトーンボイスで問い合わせるとか…。
いや、それはカマっぽくなってしまってダメだろう。先生も勘違いして男根を切除してしまいそうだ。
そうなったら立ち直れない。余った両方の皮の隙間から放尿。ニセ女の子。
ズボンの股間が一部小便の水滴で濡れた。だけでは済まんぞ。
ちゃんと和式便所でズボンを完全に脱いで屈んで、座り小便しなくてはならないだろう。ライフスタイルの変化だ。
そうして終われば両手を高速回転させてトイレットペーパーを巻き取る。いかん仕草まで女の子じみてきたではないか。
ハードボイルドからほど遠い。
語源としては「固茹で玉子(ハードボイルド)」ということになるらしい。
しかし俺は…
朝食の玉子はぜったい半熟が好きなんだよねー。
いやーん。

↑君かい? 今夜も来てくれてありがとう。記念にぜひ上の白いボタンを押してくれよ。男四十台、完熟ですよ。男の色気ムンムンですよ。
工藤夕貴 Sensation

工藤夕貴 Sensation
発売日 1985年2月16日
型番 35HD-1
1. プロローグ
2. 野生時代
3. 愛my
4. 誘惑迷路
5. オトナ以前
6. 微熱のエンジェル
7. バッド・ガール
8. スリルな告白
9. 小悪魔のラプソディ
10. アイ・ミス・ユー
病院で薬もらったら一発で熱引きましたよ。やっぱり行っとくもんです。医者は。
工藤夕貴のセンセイションですが、アマゾンで検索かけてビックらこきました。中古で一万オーバーついているんですな。
で、子供の頃の一大センセーションで思い出すとすれば、小学校3年くらいでしたか、冬の朝、登校中にクラスの女子がアレをつけて歩いてたんですよ。
ほれ、アレでんがな。もうスッと名前がでてきません。脳細胞の老化です。ですから描きます、。アレを。

これ、なんというんでしょうか、耳にあてる防寒具です。今でもあるんでしょうか。
フツーに澄まして歩いとるんですわ。初めて目にする男子グループは騒然ですわな。「あれはウォークマンだ。あんなもんしながら学校へ行けば、絶対先生にどやされる」と。
で、学校に着きます。その女の子注目を浴びとるのに、普通に机の横に引っ掛けます。
思い切って聞けば「これは寒さから耳を守るもんだ」ということが知れます。えーっ、そんなもんあんだ。
流行に敏感なお母さんが大手前通りの商店街でいち早くキャッチして娘に買い与えたのでしょう。
そっからは大ブームが巻き起こります。耳あての。
私もお袋に交渉します。アレを買え、と。今すぐ街に行くから速攻神姫バス乗れや、と。
仕方が無いわねぇ。慌てて出たもんだからファッションもグダグだです。上が青いジージャン、下が緑のジャージズボンという酷い組み合わせ。
そんな時に限ってクラスで可愛いな、と思っている女の子とその母親に出くわす。母親同士が顔見知りなのでバス停で話しこむ。
これ、ちゃんと挨拶しなさい。怒られてもソッポを向く私。ヒドイファッションだなー。と可愛い意中の娘にマジマジと観察される私。
あぁ、もっと衣装に気を配ればよかった。こんな時に限って。
あぁ、なんでこういう辛いことをいつまでも憶えておるのか。
で、青の耳あてを買ってもらいます。翌週にはクラスの大半が耳あて登校でしたよ。昭和の流行り方って、こんなんでしたね。一方向向いてわかりやすかったですわ。
80年代アイドルもマフラー&耳あてでグラビアに収まってる図が多かったですよね。可愛く見せますわな。コケティッシュ感が二割増くらいになって。。。
デビュー時の工藤夕貴は山口百恵路線を狙っていたのでしょうか。男性の「守りたい感」を煽る、弱々しさアピールの八の字眉毛が炸裂です。
