髙井麻已子 いとぐち




髙井麻已子 いとぐち
発売日 1987年1月21日
型番 D32A0265


01.くちびるの願い
02.時のつげごと(NEW MIX)
03.こわれかけたピアノ
04.風鈴物語
05.シンデレラたちへの伝言
06.夕なぎ草紙
07.メロディ
08.素顔で恋して
09.約束
10.ようこそ・・・


 無料のブログサービスがあるのだから、皆さんも臆すること無くバシバシ情報発信していけばいい、と思うのである。

 受け取るだけでは実に勿体ない。貴方の持つ一家言が、誰かに刺激を与えることだってあるのだ。私がブログやツイッターをやってて良かったな、と思えるのは『知らなかった面白い作家や小説を知る』ことが出来たことだ。もうこれに尽きる。

 『ちょっとこのトリックは見破ることが出来なかった』この一言を目にしただけで、もう気になって仕方が無い。翌日には本屋に走って買ってしまっているのである。

 かように【人の感想・肉声】というものは影響力がある。

 私の短編集【すごい面接】でエゴサーチしていたら『drumunchoのブログ』さんが引っかかった。面識のない方だ。Kindle版を購入してくださったらしく。感想をブログに残してくださった。

 レビュー

 このページをツイッターで紹介したら、その日売り上げが伸びた。私の宣伝に興味がない方でも、他人が『面白かった』と言っていれば『どれどれ?』と興味を持って試しに買ってくれるのだろう。こういう心理は私にもあることだ。

 聴き放題、読み放題の時代に入り、作り手はこれまでのようにふんぞり返っては(そんな人ばかりではないが)いられないような気がする。一期一会を大切にし、地方の小さなレコード店の前でラジカセで伴奏を慣らしながら買ってくれるお客様に一人一人握手して売って回る演歌歌手のように、クリエイターも地道な販売活動をしていかねばならぬのではないか、と思うのである。

 そしてネット上でのギブ&テイク。一日に数千アクセスを誇っていた大昔、紹介リンクを貼った先から『アクセスが何倍にも増えました、ありがとうございます』といった礼のメールを貰うことがあった。今はそこまで神経質にアクセス数の推移をリサーチしてはいないが、それでもここから『drumunchoのブログ』さんに飛んで行かれる方もいるだろう。

 そうなると通常運営のアクセス数より増えるはずだ。逆もある。どこかで宣伝してもらってツイッターのフォロワーさんがいきなり増えたり、ブログの閲覧順位が上がったり、など。

 私の根幹はどうやらこの辺にあるようだ。自分のやったことで喜んでもらえた。自分が紹介した作品を誰かが読んで満たされる『そそのかせ』感。ネットには炎上のような暗い面の連鎖もある。が、このネットの明るい面のギブ&テイクの醍醐味に魅せられたからこそ、私は長くネットで発信しているのだろう。









いつも来てくれてありがとう。貴方が押すから順位が上がる。やる気も上がる。

高井麻巳子 Message



高井麻巳子 Message
発売日 1988年6月5日
型番 D32A0367

01.天球儀の夜
02.微笑みの中にさよなら
03.木洩れ陽のシーズン
04.同窓会で…
05.胸騒ぎのメランコリー
06.太陽とひまわり
07.汚れなき悪戯
08.2gの片想い
09.サイレント・ムービー
10.白い影
11.小さな決心

東京駅に降り立ち、私は打ち合わせのため寄り道もせず目的のビルまで直行した。

そのビルの一階は広いロビーになっており、待ち合わせの時間までまだ30分程あったので、ソファーに座って担当の編集者を待つことにした。

「貴方もこちらで本を?」

後から向かいのソファーに座ってきたのは、白髪の目立つ上品な感じの初老の紳士であった。

「えっ? ええ。ちょっとブランクがありましたが、アスキーの方でお世話になり、出るようなポシャるような綱渡りみたいな感じでして。貴方は?」

「ん? すると貴方は既に書籍を出されている方ということですかな?」

「は、はぁ、呉エイジと言います。アスキーで自著を四冊、角川から漫画版を二冊、その廉価版を少年画報社さんより一冊…」

初老の老人の頬は小刻みに痙攣していた。

「そ、それ、じ、自慢かい、呉エイジ? 知らんなぁ」

「いえいえ、自慢なんて滅相もない。チンケなサラリーマン物書きですよ。で、貴方も打ち合わせか何かで?」

「これまでに十冊程出版しておりましてな」

私は慌てて居住まいを正した。

「こ、これは失礼しました。大先輩を前に座ったままで。で、どちらで本を? こちらのアスキーからですか?」

「い、いえ、今回は持ち込みで来ましてな」

「別の出版社からですか?」

「い、一◯郎を使ってKi◯◯leで十冊ほど出版を…」(※筆者がチキン野郎なのでここは伏せ字(笑)

「一冊98円で出しております」

初老の紳士は聞きもしないのに付け足してきた。紳士の手に持たれたスマホには既に画面が表示されていた。私は目を疑った。その紳士の本と思われる扉のイラストが、専門学校生が半日で描いたような下手糞なイラストだったからである。

私は困惑した。私に作家差別は無い。モノ作りをする人にはどんな人にだってシンパシーを感じる。しかし、そういう何の困難もなく出した本を以て出版と称していいのだろうか。

「なんじゃあ、その目はぁ」

初老の紳士は逆上して私の胸ぐらを掴んできた。

「な、何をするんですか」

「今一瞬蔑んだ目で見たはずだ」

「み、見てませんて。完成作品というのは素晴らしいもんですよ本当に。なかなかできることじゃありません。電子出版ならスマホやタブレットを持つ人ならば浸透していくんですから書店売りよりも有利ですよね。どれくらい出ましたか?」

「発売三週間で8冊程売れておる。発売日のAm◯zonのデイリーランクでは、そのジャンルで8752位を記録した」

ランキングが心の支えにでもなっているのか、初老の紳士の機嫌は持ち直した。

「呉さんと言いましたかな? 貴方も四巻目までは順調に出て、今は六巻まで分量があるはずなのに、なかなか企画が通りませんなぁ」

私の事を知らないと言っておいて結構俺ウォッチャーやんけ! と、私は心のなかで叫んだ。

「電子出版で自信をつけましたので、次作はぜひ紙媒体で出したいと思いまして、いや、決して紙が上、電子出版が下、という意味ではありませんよ。アナログの手触りで私も一冊、とフト思い立ちましてな。売れそうなものをリサーチして初稿を持ってきた次第です」

「拝見」

表紙には「黒田官兵衛疾風録」とある。来年の大河の安易な便乗作品であろう。

〜中国の毛利勢とは簡単に決着は付きそうになかった。そこへ飛び込んできたのは京よりの使者。

「親方様が本能寺で討たれた」

その場で立ち尽くす羽柴筑前守秀吉。そこへ軍師の黒田官兵衛が背後より秀吉の肩を揉みつつ耳にフレンチ・キスをしながら囁く。

「今じゃん、今引き返して明智光秀を討てばいいじゃん。そうすれば殿が天下人間違い無しじゃん」

「ま、マジで? そのタイミングで其の案が出るて、オマエも大概やな」〜

私は原稿から目を逸らした。

「若者にもわかりやすい歴史物を目指しておりましてな、歴史ラノベアプローチとでも申しましょうか?」

私は次の言葉が何も出てこなかった。

「分かってるぞ、ちょっと馬鹿にしてること。電子出版の売り上げとか聞いてきたもんなぁ。ワシはオマエになんかに負けんぞ。お高くとまりやがって。紙の本がなんぼのもんじゃい。いずれ貴様をここで土下座さしちゃる。やられたら倍返しや」

この紳士はパクリが多かった。

私は訳のわからぬ挑戦を勝手に叩きつけられて姫路に戻った。意味もなく不安で不安定な精神状態のまま最近は過ごしている。

そんな近況だ。


いつも来てくれてありがとう。ぜひ上の白いボタンをぜひ押してくれよ。お笑いにして書いてますが、自力の電子出版は興味があります。

高井麻巳子 こころ日和

こころ日和

高井麻巳子 こころ日和
発売日 1987年7月5日
型番 D32A0300

1.風時計
2.くちづけ
3.あいまい
4.かげろう
5.波のメトロノーム
6.情熱れいんぼう
7.眠りのオペラ
8.Olive
9.夕暮れのピアノ
10.夜ひとつ

村祭りのその後である。

だいたい祭りの神社の境内などでは、カキ氷や、どんぐり飴など露店が並ぶ。子ども達のターゲットは勿論くじびきである。

当たりそうもないものだが、なんと今回、子供は割りと大きめなピストル(実物大)を引き当ててきた。

大喜びではしゃぐ子供。だが肝心の玉が出ないという。

「どれ、貸してみぃ」

横をコンコンこづいて何度か振ってみる。

そうしておもむろに引き金を引けば…。

ビヨーン

銃口から見事にバネだけが飛び出した!


コントでもここまで綺麗にバネは飛び出ないだろう。どこ製だ? 思わず爆笑。それに反して子供は半泣き。

嫁は怒り気味、「アンタ、不良品やで。笑ってないで屋台の兄ちゃんに一言いう気もないんか」

いやいやいや、ここは笑うところだろう。こんな美味しい場面はそうそうないぞ。しかし、私に向けられる不謹慎の目。

あぁ、笑いのツボがずれてしまったのか。やはり私はこころの形が他の人とは違うのか…

そんなことを思いながらの「こころ日和」

秋元康の奥様です。うしろゆびさされ組ではゆうゆとユニットを組んでおりやしたね。

でも、私はやっぱり綺麗すぎる人は苦手なんですな、庶民的な人がよろしい。隣保の奥さん達のように。

壊れたピストルを持って境内へ向かう。ハッピを着た近所の奥さんたちが私に気付き事情を聞く。

「そんな無粋なことせんとき、それより日本酒飲むか?」

私は境内の横の大きな木の下に引っ張られ、膳場貴子似の奥さんや大橋未歩似の奥さんに日本酒を紙コップで勧められ、子供のピストルの件も忘れてデレデレ飲むのだった。神輿担ぐのはシンドイけど、こういう扱いはいいなぁ。あぁ、祭りは無礼講で愉しいなぁ。。。

今日もだめなやつでグッジョブ!!





渾身の最新単行本
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Author:呉エイジ
マックピープルの巻末に毎月こっそり「我が妻との闘争」を連載しておりました。電子書籍1巻から5巻、絶賛発売中!

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