セイントフォー Myこれ!クション セイントフォー best

セイントフォー Myこれ!クション セイントフォー best
発売日 2002年10月17日
型番 PCCA-01784
01.不思議Tokyoシンデレラ
02.恋気DEナマイ気
03.太陽を抱きしめろ
04.ミリオン聖裸(セラー)
05.ハイッ!先生
06.ビートガール
07.ハート・ジャックWAR
08.ラブ・サスペンス
09.雨の予感
10.夢に愛に恋
11.Please believe in love(板谷祐三子ソロ曲)
12.傷だらけのキックオフ
13.センチメンタルの向こう側
14.Mr.ロンリーによろしく(岩間沙織ソロ曲)
15.ファイアー〜灼熱物語〜
16.少年は鳥になった

↑いつも来てくれてありがとう。貴方が押すから順位が上がる。やる気も上がる。
山瀬まみ 親指姫

山瀬まみ 親指姫
発売日 1990年12月31日
型番 292A 81
01.ゴォ
02.ビートパンク小僧
03.かわいいルーシー
04.綺麗になりたい
05.ヒント
06.I WANT YOU
07.芸能人様のお悩み
08.YAMASEの気持ち
09.本日はSEITENナリ
10.恋人よ逃げよう 世界はこわれたおもちゃだから!
まず最初にお断りしておこう。この文章は誰かを糾弾する目的で書くものではない。
そして読んだ方が該当ページを探して、意見してくれることを期待するものでもない。
ただの雑文、である。
さて、事の起こりは何の前触れもなく飛び込んできたコメントであった。
『突然のご連絡失礼致します。 ○と申します。 ブログサイトを運営しているのですが、 貴サイト様を拝見させていただきまして、 是非相互リンクさせていただきたくご連絡差し上げました! お手数をお掛け致しますが、ご検討のほどよろしくお願い致します』
私は文面から物凄くハキハキとした聡明な印象を受けた。かつてホームページ時代は今の何倍もトンガっており(とんがりコーンよりも)金の臭いがしたり、雑文系でないホームページは依頼されてもリンクをしなかったものだ(恨み言も結構言われた)。
しかし私も歳を重ねた。数日で数万アクセスを稼いだのは過去の栄光だ(アフィリエイトしとけばよかったなんて思うな自分。あの時金の臭いを避けたからこそ、神は連載と出版というご褒美を授けてくれたことを忘れるな)。善意や面白い、と思ったものにだけ、純粋に紹介リンクを貼った。紹介された方はアクセス数が跳ね上がった。今、話題のイケ○ヤ砲など目じゃない威力であった。
ブログの管理画面からリンクを追加するのも、簡単な作業で出来るようになったので、なんの苦も無かった。
ものすごく丁寧な物言いであったので、私は『素早い作業』で返答とした。拝見させていただきまして、と言ってくれているので、何ページも『だめなやつら』を読んでくださったのだろうか?
ギブ&テイク、持ちつ持たれつ。一期一会。いい響きではないか。
しかし、相互リンクの依頼を受けてから三日。依頼元のブログを訪ねてみたが、リンク欄に全く変化は見られなかった。おかげで少しパニック症状を起こしてしまった。
是非相互リンクさせていただきたく、という文面は『私も自分のページにリンクを追加しますので(もしくはとっくにリンクは追加していますよ、くらいの勢いで)、お手数ですが貴方の管理するブログにも、私のブログへ導くリンクを貼り付けてください』という内容で間違っていませんよね? と、ここを訪れた貴方の胸ぐらを掴み、揺らしながら問い質したい衝動が湧き起こった。
落ち着いて依頼文章を何度も読み返しても、私の読解力に誤りは見られない。これまでの人生、小説は何冊も読み込んでいるのだ。同年代よりも文章に対する理解は深い、という自負もあった。
それが崩れかけそうになっているのである。向こうのリンク欄が一向に変化しないからだ。
『何か悪いことをしたのだろうか?』
私は自問自答した。依頼されてから私の言動で相手が気分を害し、相互リンクを取りやめたのではないか? という不安に襲われた。私は過去のツイッターの発言をチェックした。
特別、依頼主を怒らせるような発言は見つけることができなかった。
私の不安は膨れあがった。こちらにどういう落ち度があったというのだろう。入力に不手際があったか? 私はコメントをプリントアウトし、コピペではなく、アドレスを一文字ずつ確認しながら手入力してリンクを貼り直した。
翌日、向こうのブログを確認しに行ってみた。なんの変化もなかった。
私は泣きそうであった。
『人には誠意を持って接するように』というのは親父が何度も私に説いた言葉だ。依頼を受けて、その日の晩に残業で疲れた身体に鞭打ち、作業を迅速に終えたにもかかわらず、今も向こうのリンク欄に変化は見られない。
これは言葉は聡明で丁寧だが、下手な鉄砲数打ちゃ当たる、的な作戦ではないか? と思うようになった。アクセス数をアップさせるために、適当にピックアップしたブログに(ランキング等を参照しながら)お願い文章をコピペして送信した、これは愛のないメッセージではなかったか?
私はエイプリルフールに美少女から告白され、舞い上がった醜男と同じであった。翌日「交際? 無理無理〜w」みたいな(なんのトラウマか!)
これはインターネットでレイプされたようなものだ。私は全裸で泣きながら草むらに涙しながら横たわり、犯人が情けで投げたタオルで弱々しく股間を隠すのであった。
新たな出会いに一喜一憂した数日間も、どうやら『泣き寝入り』で終わりそうである。

↑いつも来てくれてありがとう。貴方が押すから順位が上がる。やる気も上がる。
レモンエンジェル 心臓伝言-ハートにメッセージ-

レモンエンジェル 心臓伝言-ハートにメッセージ-
発売日 1989年6月21日
型番 D32A0427
01.心臓伝言(ハートにメッセージ)
02.ANGEL FISH
03.太陽をあげたい
04.記念日
05.第2ボタン
06.ハンサム・ガ-ル
07.17才
08.東京ローズ'88
09.紅茶物語
10.花嫁
腹の贅肉をなんとかするために、夜プラス日中にもウォーキングをすることにしたのである。
いつも歩く景色とは違い、昼は情報量がグッと増え、夜では気付かなかったものが色々と目につく。住宅地の外れに建つ一軒のプレハブ小屋、これまで夜歩くときには気にも留めなかった。
近づいてよく見れば「○○町生活向上研究会」とある。
私は気になって建物に近寄ってみた。全体的にネズミ色で学校の用具入れを思い起こさせる簡素な造りである。
入り口に手をかけると鍵はかかっておらず、戸はスルリと難なく開いた。入るつもりはなかったのだが、開いてしまったから仕方が無い。挨拶をした。
「ごめんください」
中には地味な色のスーツパンツに、クールビズのタイなしシャツを着た、五十代後半の禿げ上がった貧相な男が、事務机に座って書類をめくっていた。
「ごめんください」
もう一度声をかける。
「いらっしゃいませ」
中年男は何やらオドオドした様子で書類を隠しながら挨拶を返してきた。
「この近所に住んでおります呉エイジと申します。今まで住んでいてこちらに全く気がつきませんでした。こちらはその、一体どういったことを?」
「ま、まぁおかけになってください。つ、冷たい麦茶とかはいかがですか?」
俺は一瞬イラッとした。こちらの「ここはどういう所なのか?」という直球な質問を、やんわりとかわして受け流しているように感じられたからだ。受け流す、ということは触れてほしくない、という本音が心の奥に隠されていることを示しているものだ。よく観察してみれば、下手にでればどんな局面でもすり抜けられる、いや今まですり抜けてきたし、という太々しい顔をしている。
「麦茶、いただきます。いやですから、ここは何をしているところなのですか? と聞いているんですよ私は。生活向上、まして○○町は私の住んでいる町だ。その町で何を研究している機関で、どういった運営をされているのか聞いているのです。私に知る権利はありませんか?」
「いえいえいえ、お問い合わせを頂いたら全部説明するように、と国からいわれておりますので、説明責任は果たしますが」
「国?」
「そ、そうです。ここは税金で運営されており、私のお給金もそこから頂いております」
俺はオッサンの「お給金」という言い方にもイラッとした。そしてオッサンは話している間中ソワソワとして落ち着きがなく「追求をやめて早く帰ってほしい」という性根が見え見えであったが、血税で運営とは聞き捨てならない。私が泣きながら勤めている今すぐにでも辞めたいブラック企業、その給料からこのオッサンにいくばくかの金が流れている。その背景が私の怒りと追求を更にヒートアップさせていった。
「一人で、ですか?」
「一人で運営しております」
「いくらで?」
「は?」
「だからお金の流れを説明しろ、って言ってるんだよ」
「はいはいはい、私はこの町の担当でございますので、一世帯毎月3000円を徴収させて頂いておりますですはい」
「ち、ちょ、待てや。毎月3000円? この新興住宅エリア、100世帯はあるやんけ、それならナンボになるねん、ええと」
「それくらいの計算でエアひっ算しないとわかりませんか?」
「やかましい。なんやて? さ、30万になるやんけ。毎月このプレハブに30万も入るんか? あんたの給料か?」
「そうでございます。私は皆様のお力で生かされておりますですはい」
「どうやって選抜されてここに就くことができるんじゃ」
「は、はい、それはこの○○町に住む住人の方であれば誰でも資格はあります」
「ワシにもか?」
「は、はい」
知らなかった。世の中知らなければ損することが多すぎる。毎月30万円だと? いますぐ会社を辞めてこっちに移っても、贅沢さえしなければなんとか生活レベルを変えずに破綻無く生活していける。
「何年勤めているんだ?」
「今年で二十年になりますですはい」
オッサンは弱々しく蚊の鳴くような声で答える。
「なんで交代しないんだ?」
「それはこの町の方から、誰一人として立候補がないからでございますですはい。ですから続けさせてもらっております」
私は怒りで眼球内が真っ赤に染まった。身体もいくらか震えがきている。
「で、ど、どんな業務をこなしているんだ。俺の血税でどんな仕事をやっているんだ」
「それはでございますですね、あの、生ゴミの収集場所とかございますよね? あそこの戸、なんども開け閉めしておりますですと、引っ掛ける針金がピンと伸びきってしまいまして、ビローンと開き勝ちでございます。それをペンチでもってキュッと曲げまして、戸が開かないようにしたりですね……、猫とかカラスとか来ますもので、はい」
「勤務時間は?」
「は、はい、朝の九時から四時半まででございます」
「月から金までか?」
「おっしゃる通りでございます」
一瞬の静寂。オッサンは目を閉じ災難が通り過ぎてくれるのを祈っているかのようであった。その短い勤務時間でその程度の業務内容…、それを俺の血のにじむような血税から…。
バシーン。
俺はフルスウィングでオッサンの頬を張り倒していた。
ガンジーか? と思えるほどの無抵抗主義! オッサンは微動だにしない。抵抗しない、ということは確実に後ろめたいことがある証拠である。
バシーン。
もう一度フルスウィングでオッサンの頬を張り倒してみた。心底腹が立ったこともあったが、滅多に他人の頬を叩くこともないので、無抵抗なのをいいことに、つい調子に乗ってしまったのである。
オッサンの鼻からは、タラーっと細い血が流れる。
「オッサン、その後ろの額の賞状なんやねん『NQO法人生活向上研究会』て。NPO法人なら聞いたことあるけどNQO法人てなんやねん、どないやねん。めっちゃ胡散臭いやんけそれ」
はただ黙り込むだけであった。
「任期は?」
「は?」
「だから任期は何年で交代やねん」
「二年でございます」
「それで誰もこの町から立候補しないから続投し続けとるんか」
「そういうことになっております」
私は完全に頭に血がのぼってしまった。知らなかった、こんな機関があるなんぞこれまで知らなんだ。ここに就けば、会社を辞めて節制して文筆で収入を得る活動に全力投球できるではないか。
気がつけば私は部屋の端にある水のはったバケツを手に持っていた。
バッシャーン。
大きく振りかぶって水を顔から全力でオッサンにブチまけてみた。やはりオッサンは微動だにしない。ポタポタと情けなく落ちる滴。見れば静かにメソメソと泣いているようにも見える。
「おまえ、あれか。最初はそんな単純な作業で給料を貰って、それも税金から賄われるお金を受け取って申し訳ない気持ちもあったが、利権に取り込まれ、利権を貪り、いつの間にか「このままでいいや」みたいな悪の心に支配されてみたいなパターンか」
「悪もなにも、私は定められた業務を日々こなして、この町の生活向上に努めておるだけでございますですはい」
「生活向上って、なんか笑わせよるけど、今日は他にどんな業務をしたんや。見ればもう帰る時間やけど、言うてみい。ワシに報告してみい」
「本日は三丁目の掲示板に貼られている三年生の女の子が書いた飛び出し注意のポスターの端がはがれそうでございましたので、糊で改めて貼り直してまいりました」
パシーン。聞き終わるまでに私の張り手はオッサンの顔へ綺麗に入っていた。
「俺の会社にも一人いたよ。労働組合の報告員、これ、各事業所から一人選抜するんやけど、入社してから面倒くさそうだな、と、別に深く知りもせず敬遠してたんや。でもな、金に汚い同僚が七年続投して、労働組合の偉いさんが事業所へ朝礼に参加したとき、ここは七年ですね、普通一年で交代なのですが、という話をその人と交わし、ワシがその人と詳しく話をしてみたら、任命されるだけで報告員手当が毎月二千円入るらしいやんけ、ろうぎんの口座経由で、そして事業所の議事録まとめたらそれでも手当とか給料とは別で出るし、その後輩、黙って利権を貪り続けてたんじゃ。ワシ、そいつの胸ぐら掴んだよ。一年で交代やんけ、と。今はワシが報告員になってるけどな」
「は、はぁ、も、もうこの辺で気が晴れましたでしょうか? そろそろ退勤の時間でございますので」
「まだ話は終わってないわ。二十年て、どないやねん。ワシらの血税でええ思いしやがって」
「今後更に皆様の意見を取り込み、活動を必ずや向上させて参りますので、これでご意見の全部、とさせていただいてよろしいでしょうか?」
「何逃げ腰になっとるんじゃオッサン」
「では私にどうしろ、と」
「代われ」
「は?」
「だからワシと代わ…」
俺が言い終わる前に、オッサンの結構強めの握力のアイアンクローが、私のほっぺたに入っていた。口を開けていたので、両頬の柔らかい部分がアイアンクローで握り潰され、私のタコチュー唇は八の字の輪郭のしぼんだ風船のようになっていた。上目遣いでオッサンを見る。
「もう一回言ってみろ」
「はわ(代わ)…」
俺が言い終わる前に左肩に激痛が走った。見ればオッサンが俺の左肩へシャープペンを突き刺している。
「カチカチカチカチ」
「は、はめて(や、やめて)」
オッサンは容赦なく突き刺さったシャープペンをノックする。芯が身体の中に入っていく。身体に悪いのではないか? いや、それ以前にこれは傷害事件ではないのか? 身をよじらせて痛みに耐える。アイアンクローが強すぎて離れられない。
「えー、どれどれ、呉エイジと、チッ、チンケな人間やんけ。NQO法人の力を舐めんなよ」
俺はオッサンに強烈な頭突きをもらって椅子に倒れ込んだ。
「オマエの個人メールを傍受した。なんやねんこれは」
「こ、これは会社のパートの井川遥似の40歳の主婦に送ったメール! なんでここに表示されてるんだ?」
「敬語使わんかい」
オッサンの回し蹴りが俺の首へ奇麗に決まった。
~井川(仮名)さん仕事の飲み込みが早くて助かってるよ、でもこの会社キツイでしょ?(笑)ほんと仕事なんて辞めたいよね。でも井川さんとなら例えキツイ工場勤務に転職したとしても俺は楽しいだろうな~

「ワレ、こんなメール主婦に送って情けなくないんかえ、これはあれか? サブリミナル狙いか?」
「あわわ」
「その翌日のメール、これも人として最低やな」
~井川さん、ほんと毎日細かいところまで気を配ってもらってお疲れさん。ほんと毎日ヘビーだよね、ストレスにまみれてるよね、今度課のみんなで森林浴とか行きたいよね。井川さんとなら楽しいだろうな~

「これ、どないやねん。江戸川乱歩の『赤い部屋』よろしく、プロバビリティーの犯罪を気取った、いつかはどれかが当たってくれるだろう的な戦術か? あ?」
オッサンの正拳が鼻に入る。俺の鼻の周辺が生暖かい。血がドバドバ流れているのであろう。
「お、俺は悪くない。井川さんの方から休憩中に『もう五年も日照りが続いてるわ』って冗談飛ばしてくるから、こんな奇麗な人がセックスレスなんだ、なんでだ? みたいな素朴な疑問から…」
「これはあれか? 画像で誘導しておいて『もー、呉さーん』みたいなリアクションが女側からきた場合『ん? 何に見えんの? はぁーっ、なるほど言われてみれば後背位に見える』みたいな『エロスを先に醸し出してきたのはそっちだ』戦法なわけか、とことん最低な野郎だな、貴様は金髪ブタ野郎のひり出したウンコの、側面に付着した未消化のコーンだな。それ食って寝てろ、って話」
言い終わるとオッサンの二本指が俺の両目に決まった。目つぶしで涙が流れる。痛みで泣くなんて何年ぶりだろう。
「NQO法人の力を舐めんなよ。この傍受したメールの消去料、明日までに一万円もってこい」
「む、無理です。うちは鬼嫁なので急な一万円の出費なんて無理です」
「なら親に借りてこい」
「わかりました」
私は知らぬ間に泣きながら家までの道のりを全力でジョギングしていた。世の中には首をつっこまない方が、知らぬままのほうがよいこともある。特にお金が絡むと怖いのだ。

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森尾由美 ベスト
渡辺美奈代 恋してると、いいね -the Heart of Love-

渡辺美奈代 恋してると、いいね -the Heart of Love-
発売日 1989年2月10日
型番 32DH 5193
01. 抱いてあげる - Remix Love Version -
02. 月のダンス
03. ウソよ!
04. ブルー・ダンガリー・シャツ
05. Teftef Song
06. ラストダンスはあなたに - Remix Rock Version -
07. 恋なんて...
08. St. Valentine's Night
09. Tururu - Remix Ring the Bell Version -
10. GO! GO! GO!
11. いいじゃない - Remix Farewell Version -
12. 抱いてあげる - Acousitic Moonriver Version -
かつて同僚のまさよし君が「ぜひ読んでください」と言って会社に持ってきた本が、司馬遼太郎の「燃えよ剣」であった。
ちょっと面食らって持て余した、というのがその時の正直な感想であった。その当時は幕末、というものにあまり興味もなかったし、新選組と聞いて特に沸いてくるイメージもなかった。
今回何故唐突に新選組の話をし始めたのか、というと、新選組三番隊、斎藤一の晩年の写真が発見されたニュースを目にしたからである。
斎藤一の写真発見。
二番隊の永倉新八は晩年、在籍した新選組の事を多く書き綴っている。写真も多く残されている。それに比べ剣豪、斎藤一は多くを語らず、写真も「本物だろうか?」という写真しか伝わっていなかった。
今回の発見は歴史的発見といえるだろう。
『燃えよ剣』を読んでからは、新選組の関連書籍を買い漁った。一度のめり込むと、とことん集め調べてしまう性分なのだ。漫画やアニメ、大河ドラマの影響でスマートな印象を与える斎藤一だが、私の印象は『結構なワル』である。
幕末の動乱を終えた明治に、高齢になった維新関係の人々の講話を纏めた『史談会速記録』に、新選組の剣の腕で永倉新八、次いで沖田総司、その次に斎藤一の名前が挙がっている。
神道無念流の使い手だった永倉新八は「斎藤君の流派? 知らないなぁ、彼とはあまり話さなかったんだ」というニュアンスの発言を残している。『ええーっ? あれだけ長く隊に一緒にいて、流派知らんかったんかい!』と永倉新八にツッコミつつ、これで日頃から斎藤は寡黙な男であったことが窺える。
その寡黙さから密かに会津藩の命を受けていた、という説も会津での彼の行動を思えば私は自然と賛成の立場を取る。
新選組最大の内部分裂、伊東甲子太郎率いる御陵衛士のメンバーの中に斎藤一の名前がある。剣の腕を相当買われていた、ということになるであろうし、ドラマティックに局長、近藤勇の密命を帯びて、御陵衛士の内部情報を間者として伝えていた、というのはドラマ的には面白いが、実際はどうだったのだろう、と思う。
案外、風来坊気質でその時々の流れに任せて動いていたのではないか? とも思う。御陵衛士を抜け出す際、斎藤は相当な金銭を失敬している。「困らせてやれ」なのか「間者と思わせない策」なのか、面白いエピソードだ。
もし間者であったのなら、誰の発言か失念してしまったが、史談会速記録において「斎藤? あんな者ただのコソ泥だ。御陵衛士の軍資金を持ち逃げしよって」と怒っている発言がのこされている。ここまで完璧にだましきっているのなら本物の間者だったのかもしれないが。
もしくはそれがスパイ活動になんら関係なく、一緒にいるうちに隊の活動に見切りをつけ、入れ込んでいた芸者に貢ぐために失敬した、としても斎藤一の魅力が損なわれるわけでなく、人間臭い面が更に浮き彫りになって、それはそれで面白いではないか。
私は『燃えよ剣』を読み終えてから、初めてネットで画像を検索し、近藤勇と土方歳三の肖像写真と対面した。涙がこぼれた。思っていた印象に近かったからだ。
おおっと、これを読んでいる『燃えよ剣』を未読の、幕末に興味の無い皆さん、ネットは便利で優秀なので、わずか数秒で局長、副長の写真は出てくるでしょう。
しかし、それでは余りに勿体ない。これまで興味がなかったついでに、もう少し写真との対面は先延ばしにされては?
名作『燃えよ剣』を読み終えて、残された新選組の隊士の写真に出会うと、感動が何倍にも膨れあがります。私の受けた感動を、ぜひ貴方にも感じて頂きたい。
『あなたが幕末を駆け抜けた近藤勇ですか…』と、モノクロの古写真に向かって感極まり、思わず語りかけてしまった。それは生まれて初めての衝動であった。
局長、近藤勇、副長、土方歳三はじめ、永倉新八や島田魁、相馬主計など、残された肖像写真は結構あります。それぞれの対面にそれぞれの感動が待っていますよ。

↑いつも来てくれてありがとう。貴方が押すから順位が上がる。やる気も上がる。
工藤静香 Trinity

工藤静香 Trinity
発売日 1992年3月18日
型番 PCCA-00352
01.めちゃくちゃに泣いてしまいたい
02.MOONLIGHTのせいじゃない
03.my eyes
04.あなたのいない風景
05.マジック
06.ニュースの中の青春
07.霧の彼方へ
08.ふたりにさせて
09.黄昏が夜になる
10.捨てられた猫じゃないから
こっちが友人、と思っている人物とくだらないことで仲違いし、それっきり、になってしまうということは悲しいことだ。
長く付き合っていても他人の『怒りのスイッチ』というのは分からないもので、一旦こじれてしまうと『こっちはそんなことくらいでそこまで怒らないのになんでだよ』という想いが沸いてくる。
そして『その程度の口論』で、これまで色々な場所へ遊びに行き、趣味の話をしてお互い向上したり、美味い物を一緒に喰いに行った数々の思い出を、チャラにしてもいいんだ。ということに気付かされる。そしてチャラになるのが『他人』なのだ、ということを知る。
向こうが怒りを静めないのは『プライドを維持』するためで、それはこっちが一旦折れて、低姿勢で『気を悪くさせたみたいだね、堪忍してよ、付き合い長いのに』という精一杯の譲歩に、表情を変えず『何がですか?』と敬語で返されたときに深い悲しみとともに諦めに変わった。
これまでは職場で『気の置ける相手』が居て『会えば冗談を言い合える』ことが『普通』だと思っていたのだが、それは実は逆で、会社とは『仕事だけ』をしに行き、常に『仏頂面』であることが正常であり、家に帰って家族と談笑する、家族と幸せを築き、家族だけを見つめる、ことがあるべき姿なのかもしれない。
『そんなことはない』と、これまでは思っていたが、こう突っぱねられたら、そうでも思わないと精神のバランスが取れない。そして、ただ思うのは『許さない』で通せる程度の自分だったのだろうか? という相手の思う自分の価値と『もし逆の立場ならこっちは簡単に許すのになぁ』という温度差を目の当たりにした哀しみだ。

↑いつも来てくれてありがとう。貴方が押すから順位が上がる。やる気も上がる。
渡辺典子 渡辺典子ベスト
浅香唯 シングル・コレクション

浅香唯 シングル・コレクション
発売日 1992年11月25日
型番 HBCL-8701-2
Disc-1
01.夏少女
02.一人ぼっちのランデブー
03.ふたりのMoon River
04.ヤッパシ…H!
05.コンプレックスBANZAI!!
06.10月のクリスマス
07.STAR
08.瞳にSTORM
09.エスケイプの夏
10.虹のDreamer
11.Blue Horizon
12.Remember
13.Believe Again
14.19時のLunar
15.勇気
16.C-Girl
Disc-2
01.セシル
02.哀しみの翼
03.Melody
04.TRUE LOVE
05.NIGHT DANCER
06.NEVERLAND 〜YAWARA!メインテーマ〜
07.恋のロックンロール・サーカス
08.愛の元気主義
09.DREAM POWER
10.Be Yourself
11.Chance!
12.Smile Away
13.ボーイフレンドをつくろう
14.Self Control
15.恋のUpside-Down
16.愛しい人と眠りたい
17.夜が明けるまで

↑いつも来てくれてありがとう。貴方が押すから順位が上がる。やる気も上がる。
南野陽子 BLOOM
おニャン子クラブ B面コレクションvol.1
森口博子 Best of My Life〜Single Selection

森口博子 Best of My Life〜Single Selection
発売日 1995年11月22日
型番 KICS 513
01. もっとうまく好きと言えたなら
02. レッツ・ゴー(森口博子&Dual Dream)
03. ラッキー・ガール~信じる者は救われる
04. 愛は夢のとなりに~ディア・フォーミュラ1・パイロット
05. 水の星へ愛をこめて
06. スティル・ラヴ・ユー
07. 夢の合鍵
08. やさしい星で
09. スピード
10. 夢がMORI MORI
11. 誘惑してよね夏だから
12. あなたのそばにいるだけで
13. ホイッスル
14. エターナル・ウィンド~ほほえみは光る風の中
15. あなたといた時間
『水の星へ愛をこめて』聴きたさに、屋根裏部屋から引っ張り出してきた。そうして改めて森口博子の歌の上手さに気付いた次第。
ユーチューブでアイドル然とした映像を観ることができるが、当時のアイドルとは一線を画す歌唱力であった。
そうしてジャケットを取り込んでまた気付く。『いいオンナ』のオーラに。
世間の『どうして独身なのか?』の女性のうちの一人である。

↑いつも来てくれてありがとう。貴方が押すから順位が上がる。やる気も上がる。
谷村有美 White Songs

谷村有美 White Songs
発売日 1991年12月12日
型番 SRCL 2265
01.プロローグ
〜X'mas Smile
02.サンタをむかえに行く夜
03.21世紀の恋人(A HAPPY NEW YEAR MIX)
04.あなたのことを思い出した
〜エピローグ「おやすみなさい」
前にも書いたとは思うが、この谷村有美さんをアイドルのカテゴリーに加えてしまうことに抵抗を感じるのだが、それでもビジュアル的に充分可愛いし、声なんてホント『綺麗なお姉さん声』で素晴らしいのだ。
このアルバムはクリスマスの企画物アルバムで、当時限定生産という文句に釣られ、発売日に買ったものだが、期待を裏切らない出来映えであった。
藤子アニメ「21エモン」の主題歌として『21世紀の恋人』のリミックスバージョンが収められているが、発表当時から時間も経過し『なんだ、アニメの歌か』という偏見も消え、上質なポップソングとして楽しむことが出来る。
そして何より『女性らしい声』が素敵なのだ。本人は声にコンプレックスをお持ちだったような事をエッセイで読んだ覚えがあるが、男心をくすぐる、男の理想を具現化したようなクリスタルハイトーンボイスは男子の心の琴線にグイグイくる。
とくに『21世紀の恋人』での表現力の幅なんてどうだ。一番の歌詞、『もう私、迷わないわ、どこまでもついていく』(15秒の箇所)この『ついていく』の箇所、一回目はストレートに歌っているのに、三回目、こっちはストレートで構えているのに、1分38秒の箇所『もう私、迷わないわ、あなただけ信じてる』この『信じてる』のメロディ、なんと裏声で攻めてくるのだ。不意打ちであるし、なんという表現力の幅よ。本人の天才的なアドリブだと思う。
そして私は『女性が裏声で歌う瞬間』というのが大好きなのだ。女性ボーカリストで、なかなか『裏声』というのは披露してくれない。パッと思い付く歌といえばマイリトルラバーのakkoが歌う『recall』内での素晴らしい裏声くらいか(あれも鳥肌が来る)。
という感じで珍しく音楽の話題に終始してしまったわけだが、これを読んだ皆さん、皆さんの記憶にある『J-POP女性ボーカリストによる裏声の佳曲』があれば、ぜひコメント欄にて教えてください。

↑いつも来てくれてありがとう。貴方が押すから順位が上がる。やる気も上がる。
高岡早紀 Sabrina
仁藤優子 SUMMER STREAM

仁藤優子 SUMMER STREAM
発売日 1987年10月21日
型番 80040-32
01. 風の下で眠るイヴたち
02. Questionは嫌い
03. 星屑のティアラ
04. NO, NO, NO, NO, YES
05. 約束はいらない
06. おこりんぼの人魚
07. 星のフィナーレ
08. 黄昏のクレセント
09. 泣きたくてsmile For You
10. 宇宙の風
仁藤優子の高画質データを掲載しましたので、iTunesのジャケを交換したかった方(全国に何人いるのだ!)お待たせでしたよ。
発売は1987年。もっと活躍していたと思っていたが、このアルバムと山口百恵のカバーアルバムの二枚しかリリースしていなかったことに驚いた。アルバムに関してはベストを除き、これで仁藤優子コンプリートを達成したことになるな。
この『だめなやつら』の制作風景をお伝えしよう。まず、全国を車で駆け巡ってブックオフ、リサイクルショップをこまめにチェックする。
「これ、持ってるか?」
「持ってない、でかしたでかした!」
ここが旅の一番の醍醐味である。そして買い集めたCDを屋根裏に運び、屋根裏部屋に設置してあるMacBook白とスキャナーでジャケットを取り込む。その際、iPhoneでEvernoteにCDの管理番号をメモる。
取り込み終えたら余白をカットしてリサイズ、シャープ弱をかけて保存。そしてFC2サイトに飛び、画像をアップロード。アーティスト名、アルバム名を入力し、発売日をネットで調べる。
そして収録曲データーも探して表示、無い場合は手入力となる。そしてブログの横のカテゴリを整理し(最新の項目は一番下に表示されるので、あいうえお順に手動で直す必要がある)あとはオマケの雑文を書いて、CDをラックに収めれば(聴かんのかい!)完成である。
このブログ『だめなやつら』しばらくサボっていたのですが、再開したら皆さんが律儀に下の白いボタンを押してくださるおかげで、先週、ネタブログランキングで一位取れました。
この歳で一位は嬉しい。オッサンでも頑張れば成果が出ます。皆さんもやりかけの事に向かってどうぞスパークしてください。

↑いつも来てくれてありがとう。貴方が押すから順位が上がる。やる気も上がる。
金子美香 KICK
荻野目洋子 CDファイル VOL.2

荻野目洋子 CDファイル VOL.2
発売日 1989年3月21日
型番 VDR-25002
01. 心のままに~アイム・ジャスト・ア・レディ
02. スイート・ヴァケーション
03. ダンシング・ヒーロー(Eat You Up)
04. ぜんまいじかけの水曜日
05. フラミンゴ・イン・パラダイス
06. スロープに天気雨
07. ダンス・ビートは夜明けまで
08. ベルベットの悪戯
09. 六本木純情派
10. ロマンティック・オデッセイ
【シロガールテンイムホウ休載のお知らせ】
城と美少女と仄かなエロスと大人のラノベを目指して書き進めて参りました『シロガールテンイムホウ』ですが、カット担当の金平がイラストを渋りましたので、一時連載を中断いたします。
彼と私の創作バランスと言いましょうか、これは学生時代から不変の事実なのですが、片方が良い時は必ず片方は大スランプ、という法則があるのです。
これは電話ででも「もしかして絶好調か?」「おお、絶好調だけど、もしや?」「その通り、こっちが大スランプ」というお約束のようなやり取りが、これまで何度あったことでしょう。
そして今は金平の波が来ております。個人誌を製本して完成させ、Kindleでも難なく登録を済ませ、電子書籍を販売しております。
知っています。私が『シロガール』をノリノリで書いていた時、彼が絶不調であった、ということを。その悪い波を乗り越えて、今は彼の出版ラッシュが来ております。
ここは友として、私の創作を停滞させ、彼の好調の波を後押しし、売り上げ増の背中を押してやることが友情と呼べるのではないでしょうか?
『声』のいい歌い手は、作曲家がしょぼい譜面を出しても鑑賞に堪えるように、メインストリームからかけ離れた作品群ですが、彼の声(画)に確固とした力があるので、新たな刺激を貴方の心に芽生えさせることを予言しておきましょう。
この『幾分おべんちゃら』じみた宣伝が、この秋に予定されている四国旅行で、きゃつに釜玉うどんを奢らせる口実のキッカケになろうとは、この時まだだれも知る由もなかった。

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森川由加里 VIVIAN
西村知美 天使時間
宮沢りえ MU
鮎川麻弥 VERY BEST

鮎川麻弥 VERY BEST
発売日 1990年10月21日
型番 KICS 152
01.風が聴こえる朝
02.ハイヌーン・ボディ
03.夢色チェイサー
04.Good-bye to love
05.愛はロマネスク
06.キャンディ・ゲーム
07.星空のBelieve
08.Z・刻をこえて
09.ドリーム
10.風のノー・リプライ
11.Jump up
12.宵やみはスローに……
13.傷ついたジェラシー
14.とびきりSEXY MAGIC
15.Merry X’mas Sorry X’mas
16.冬のカーニバル
80年代女性アイドルならば、手当たり次第買う、と。そういう方針の『だめなやつら隊』なので、買ったまま放置してしまっているアルバムなんぞごまんとある。
こうやってスキャンしてアップして、各種データを参照しながら文章を打ちつつ思う『はて、この人は歌番組で見たことがあったっけ?』
いやはや、アニメ、Zガンダムのオープニング『Z・刻をこえて』を歌っていた方でしたか。更にデビュー曲は『風のノー・リプライ』で、アニメ『重戦機エルガイム』の主題歌だったとは。
買っても聴かない(意味不明であることは重々承知である)まま収蔵してしまうのだが(買い揃えて並べることに重きを置く)、これは引っ張り出して聴いてみよう。早めに筆を置き、さぁ、ザイオン(屋根裏倉庫)へ

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仲村知夏 100CARAT
だめやつツアー2009秋 その1

その旅の前日…。
呉「で、明日の京都行きの最終確認やけどな」
K「おぅよ。いよいよやな」
呉「集合時間6時半でエエか?」
K「6時半?? そ、それはいくらなんでも早すぎやろう。だいたい店開くの10時くらいからやん? 姫路から京都まで、二時間もあったら充分着くやろう」
呉「そ、そうか? ちょっと早すぎるか…。じゃあオマエの実家、8時半に迎えに行くわ」
気分は遠足なのだ。ウキウキして少しでも早く行きたい気持ちの表れだといえよう。おやつは300円まで! などというヌルイ気持ちなどこれっぽっちもない。むしろおやつなどいらぬ! 食う間があるのなら次の店急げや、の精神で挑むのだ。

あぁ、脳内から絶えずアドレナリンが分泌されている。瞳孔は開き、心拍数も上がる。ぶっ飛ばしながらようやく奈良の開放倉庫へ到着。
いざ、お宝ショップを目の前にすると、いやがおうにも気持ちが引き締まる。まるでTバックのパンツをクイッと上げて、尻の割れ目に食い込むかのようだ。
といっても、私はTバックなど履いたことがないので「適当な比喩をしてやがる!」という批判は真摯に受け止めねばならぬだろう。


さぁ、長い旅路の第一歩だ。友よ、店のCDジャケの側面を、今から目を皿のようにして全部チェックするのだ。求められる驚異の集中力。
目が疲れて一段飛ばしたり、惰性でチェックすれば、そうそうやり直しで再訪することなどできぬのだ。背水の陣で挑まねばなりませんぞ。
呉「よぅし、準備はいいか?」
K「武者震いするぜ、ってノンストップでここまで来たから、ションベン我慢してたんや、先にトイレ行ってくる!」(※鉄則!トイレは先に済ますべし、第一モジモジしてたら店員さんから不審者のように思われるし、集中力が確実に半減するからである)
K「おまたー」
呉「よぅし、入るか!」
K「レッツラ ゴン!」(※は、流行らせる気なのか??)
その2につづく

だめやつツアー2009秋 その2

さぁ、いよいよ店内へ。
高鳴る鼓動、テンションがキュッと上がる。店内は我々の好きなもので埋まっていた。ガシャポンコーナーとかある。

この小銭を入れてダイヤルをグリッと回してオモチャを落とす遊具の名称であるが、ガシャポンはどうも違和感があった。この名称を壁に貼り付けている所を見ると、これが全国の呼び方の大多数ということなのだろう。
我々の子供の頃の呼び方は「ガチャガチャ」であった。
転校生が来たときにビックリしたのを憶えている。「学校帰りにやる? ガッチャンコロコロ」
なんじゃそれ? コールの嵐であった。
閑話休題、なんにせよ開放倉庫の店内は無条件に体温が上がった。
CDのコーナーは、今まで100店舗以上回って来たおかげでダブりばかりで新たな収穫はなかった。
ゲームのコーナーに進み、私の目は釘付けとなる。
呉「おい、K。セガサターンのソフト、一枚今、いくらくらいが相場だと思う?」
K「三世代前の機種だからなぁ、100~300円くらいが妥当ちゃうか?」
呉「だろ? 俺は前回のだめやつ山口広島ツアーで、次の店の方が安いかもしれないから見送ろう、と思いながら結局最後まで同じ商品に出会えなかったことがあった」
K「よくあることや」
呉「だから…、今回はやられねェように修行したっ!」(※ドラゴ●ボール風)
K「お、オマエまさか、その価格でイク気なのか??」
呉「見れ! 俺の生き様をっ! 500円オーバークラッシュ!!」

鉄則 見たら買え! である。一期一会なのだ。とっくに廃盤になっている物は、会ったら、ためらうことなくレジにゴーなのだ。
呉「さぁ、そろそろ次の店に移動するぞ」
怒涛のスケジュールなのだ。無駄は極限まで省かねばならなかった。
その3につづく

だめやつツアー2009秋 その3

車を快調に飛ばす。はるばる姫路から名所だらけの奈良、京都に来ているのにもかかわらず、そういう有名どこは全てスッ飛ばしてアイドルCDのみを探す。とことんダメな奴らである。
基本は開放倉庫、ブックオフを巡り、合間に通りすがりのリサイクルショップに飛び込んで見る、という旅行内容であった。目当てはセガサターンのプラドルコンプ、これは一発目の店で一枚見つかったので私は上機嫌であった。
そして松本典子のファーストアルバム、長山洋子のヴィーナスである。足掛け三年、まだ一度もお目にかからない。

店内に入れば「だめやつアイ」を発動し、棚を効率よくサーチする。ブックオフに関しては、懐メロ80年代のコーナーを別に設けていたり、演歌のコーナーに長山洋子のアイドル時代のCDも組み込んでしまっている店もあるので、細心の注意が必要であった。
前回の旅の時に買った、Kの手のひらサイズのポータブルナビが、今回も大活躍であった。
大きい道路から脇の路地へ右折しようとウインカーを出す。皆さん結構ギュンギュン飛ばしていて、なかなか右折できない。
イライラしながら車の流れが切れるのを待つ。だいぶ道路の真ん中で待っていたその時、
ゆっくり徐行気味に近づいてきてパッシングしてくる一台の車両、運転席には70歳くらいの温厚な老人紳士。
「私が善意の車両せき止めをしている間に、行きなさい若人よ!」
と、ばかりに満面の笑みを浮かべて手を流すようにして誘導するオジィ。しかしよく見ると車の流れはこのオジィが最後であって、オジィの車の後方はガラガラであった。
二人「有難味、薄っすー!!」
早く行け! とばかりにジジィは二回目のパッシングをしてくる。いやいや、むしろ通り過ぎてくれたほうが無理のない角度でこっちは狭路に入れるのだ。
ジジィ、絶対バックミラー、ノーマークだろ!
なんで、こっちが「ありがとうございました」的に恩を着せられて、向こうが「ワシはいいんじゃよ」的に一段上に上がるのか。
これからの日々の善行が、天国行きのチケットに繋がりますよ、という頑なさを持って我々をやり過ごすまでは微動だにせん! という気迫が垣間見れた。
はいはい、わかりました。行きますよ。軽く頭を下げる二人。更に細目になって二度うなずく老人紳士。しかし車の後方は未だガラガラ! この一連の茶番の意味がわからんっ!


時間を決めてお互い別々にサーチし、駐車場で会おう、と決めて店内に入る。
ヨダレを浮かべながらウヒウヒ言いつつ店内を物色、やっぱり開放倉庫の熱気は心地良い。
呉「K、なにか収穫はあったか?」
K「俺はレコードを買ったぞ!」

呉「おおっ、キョンキョンではないか!!」
そう、レコードはKの担当なのであった。仮面ライダーでいうところの「技の一号・力の二号」に倣い、それぞれの得意分野を決めよう! という話になり、CD化されていないレコードも補完する必要性からUSB端子付きのパソコンに取り込めるレコードプレーヤーをKが購入。
私はアイドルのライブビデオを取り込むためのビデオキャプチャーを購入。
「ビデオの呉・レコードのK」
という住み分けなのだ。
K「呉、オマエの方は?」
呉「フッフッフッ」

K「上のCoCoはいいとして、下はもしかして?!」
呉「河田純子!1250円アタックじゃあぁぁぁぁ!!」
河田純子、ここでためらってスルーすれば、多分、いや確実にもう二度と会えないだろう。中古CD、それも15,6年も前のCDを千円以上も出してよく買うよ、と貴公はお思いか?
違うのだ。逆に80年代CDは入手が困難なのだ。当時の定価3200円、それが今千円で買える! という思考の変換をせねばならぬのだ。そしてもう一枚のCoCoが105円。
ならトータル、河田純子も600円くらいで買えた、ということなのだ。
これがアイドルCDのナンピン買い!!!

もう俺はためらわないよ、母さん、どんな価格でも恐れず逃げずに立ち向かっていくよ…
多分、母は喜ばないであろう。
その4につづく。

↑これを押すと順位が上がるらしい、二人のだめなやつらに今日も一票!
だめやつツアー2009秋 その4

もう既に四度目の航海となる今回の滋賀、奈良、京都ツアー。
一回目の岡山ツアーで大量に買い込み、二回目の大阪ツアーでも相当注ぎ込み、三度目の山口、広島ツアーで大半が揃って、今回のこの探索旅行である。

旅行者が見るべき名所や、御当地グルメといった「旅行の醍醐味」ともいうべき要素を全て排除し、ただひたすら開放倉庫とブックオフの最短ルートの点を線で繋ぐのみの行程である。
しかしここまでくると、入る店入る店ダブりばかりで、なかなかレア品にはお目にかかれない。で、こっちも意地になって探す、そうして見つけた時の快感は脳内射精級である。
まず「このブックオフもないかなー」と、半分諦めムードで店内に入り、「あ行」から丁寧に確認していく。
今はコンプに成功したがアイドル「我妻佳代」を探している時に「あ行」ではなく「わ行」で分けられていた。
アルバイトの人は「あがつま」ではなく「わがつま」と読み、整理したのだ。棚を最後まで確認せねば完全に取り逃がしていた。
そういう心理戦を意識して挑むのもこのツアーの面白いところである。

順番に確認作業に入ると店内の物音も聞こえなくなる「本を売るなら~」の店内放送ソングも耳に入らない。驚異の集中力だ。
そうして棚の終わりまでくる。「や・ゆ・よ」のゾーンだ。あぁ、この店も収穫はなかったか…。
諦めかけたその時、フト棚の中の一枚に目が止まり、硬直する。そして小刻みに震えだす。まるで市民プールの流れるプールの中で失禁してしまった時のように(ってアカンがな!と自分ツッコミ)
頬は紅潮し、動悸は高まる。車に「救心」はあったか? そうしてワザと一回通り過ぎる。
「じらし」のテクニックだ。
全然興味もないクラッシックのコーナーから、お宝の棚を見る。あぁ、他の客に買われてしまわないか、どうしよう、どうしよう。
高める、勝手に自分の気持ちをマックスまで高める。
「まだダメよ~」ボンテージを着てムチを持った脳内女王様がなかなかイカせてくれない。
あぁ、もうダメです。レジにダッシュ!
外では相棒の漫画家、親友Kが待っていた。
K「俺レコード中心に買ったけど、そっちは何か見つけたか?」

呉「あったよ、ゆうゆのベストが。これで当時(80年代発売)のアルバム、なにげにコンプ!」

K「950円か、結構安く買えたな。よぅし、次の店行くか!」
ゆうゆのアルバム
ゆうゆ光線
いやっ!
Summer Tasty
こってるネ!
ベストだもんね!
念願の五枚目コンプでゆうゆ制覇!
その5につづく。

↑なぜここまで注ぎ込むのかまだ理解できんけど、二人のだめなやつらに今日も一票!!
だめやつツアー2009秋 その5

車を飛ばし、次の目的地へと向かう。三時間のうちに開放倉庫、ブックオフ、無所属のリサイクルショップを含め、10店舗くらい制覇した。
前の店でゆうゆのコンプリートを達成した余韻に浸りながらの運転である。
K「昼過ぎたなぁ、飯どうする?」
呉「あと一軒寄ったら、どっか適当に入ろうや」
そうなのだ、互いの気持ちは同じであった。飯よりもCDなのだ。
いやー、いい湯だねぇ、露天風呂も最高じゃないの。料理も豪勢だし、それにこのテラスからの眺め、絶景だよ、素晴らしい紅葉だねぇ。
こういった内容の旅行はジジィになってからする!
今は血に飢えた狼だ。狩人だ。ハンターだ。お宝を求めてひたすら観光名所をブッ飛ばすだめなやつらなのだ。


足早に店内を物色する。入った直後の心地よいオーラは間違ってはいなかった。
まるで吸い寄せられるように棚へと歩く。夢遊病者のように。ギリギリの理性が店内での脱糞をかろうじて押しとどめた。


呉「K、K、K!」
k「な、なんや、どないしたんやって、オキメグやんけ!! いったか? いったんか? これでコンプか?」
呉「最後のワンピースが埋まったわ!」
店内でのガッツポーズ、脳内に鳴り響くロッキーのテーマ、エイドリアーン。セコンドの頭髪を鷲掴みにして涙するk。
姫路から京都まで来て、劇的にオキメグコンプ! ネット通販を使えば、これだけ高速料金とバイパス代を使わずとも買えるにもかかわらず!!

これが男のロマン。二人でヨダレを垂らしつつウヒャウヒャ言いながら店を出る。
昼飯はまだ後でもいいな…、互いに同じ事を考えながら次の店へナビをセットするのであった。
その6へつづく

↑お、オキメグって可愛いよね! に一票!!
だめやつツアー2009秋 その6

この一泊二日の旅行中、我々のテンションは常にマックスであった。
これは非常に疲れる!
初日の記念撮影が笑顔であったのに対し、翌日の写真ではお互い目の下にクマができていたことからも窺える。
それでもお互いこの日を指折り数えて待ち望んでいた。日々の辛い仕事、上司からの嫌味。追い上げる部下、鬼嫁の拷問的な財政管理、そして毎月来る恐怖の締め切り。相棒のKもマンガの締め切りに怯え、年中部屋に籠ったままであった。
青空の下、車の窓を全開にして心地良い風を浴びながら、一生のうち、もう二度と通らないかもしれない道をアイドルCD求めてひた走る。
だめやつツアーには麻薬中毒的な吸引力があった。
今、これを書いている時点でも、次回、2010年の冬頃に予定している名古屋縦断行脚ツアーのことを思うと、股間がギュンギュンになってしまうのだ。

ブックオフの店内に入れば、脇目もふらず、CDコーナーを目指す。
Kは「あ行」から、私は「や行」から確認するのが常であった。
役割分担は、最初のツアーで乱獲したアイドルCDを、補完していく感じで決まっていった。私が「ゆうゆ」「河合その子」「島田奈美」等々、Kが「小川範子」「西村知美」「中山美穂」といった具合に、一枚でも持っていれば、率先して買いましょう。という暗黙のルールが出来上がっていた。
私が棚を熱心に見ていると、いつの間にか後ろにKが立っていた。
K「おい、オマエ前回のツアーで伊藤かずえ買ったよなぁ」
呉「おぉ、確か買ったなぁ」
K「じゃあ伊藤かずえはオマエの役割よなぁ」
呉「そうなるなぁ、あったんか?」
K「あったけど、結構高額」
呉「い、いくらやねん」
Kは勿体ぶって裏ジャケしか見せない。表に値札は貼ってあるのだ。KがCDをゆっくりひっくり返す。
呉「ノォッ、ノォッ、ノオーッツ!」(ダースベーダーが父親だと知らされた時の、ルーク級の叫び)
意識が飛びながらレジに立つ。優木まおみに似たカワイイ娘がCDを受け取る。
レジ「中身と裏面ををご確認ください、こちらでよろしいですか?」
呉「はい」
レジ「Tポイントカードはお持ちですか?」
呉「はい、持ってます」
レジ「お預かりします。お会計、1780円になります」(怒涛の1780円バスター! やったよ母さん)
レジ「お売りいただける本、CDなどございましたら、お持ちください」
呉「(手放しません!)」

k「いやぁ、ここのラーメン旨いなぁ、チャーシュー最高」
kは呑気にウヒャウヒャ言いながらラーメンを食べているが、私は先ほどの1780円バスターで体力を全て使い果たしていた。


チョット高いかな…、と後悔していたのだが、このツアーで結局同じCDには二度と出会えなかったのだ。正しい判断だったのである。
鉄則 迷うな!見たら買え!
その7につづく

↑中古CDに1780円も?!よくやった! に一票!!
だめやつツアー2009秋 その7

チャーシューたっぷりのラーメンを喰らい、すっかりイクシードチャージした我々は、再びウヒャウヒャ言いながら車を飛ばすのであった。
奈良、京都、滋賀の旅。ちょっと気を抜けば、あっという間に日が暮れてしまうことなど、今までの旅の経験上よくわかっていることだ。
楽しい一日はすぐに終わってしまうのである。

手当たり次第に見つけた店に飛び込んでは移動の繰り返し。
長年の課題である松本典子と長山洋子は未だ発見できてはいなかった。
「京都でもダメか…」
しかし敵は手強いほど燃える!
今回の旅で改めて痛感したのは、CDに関してはやはりブックオフが強い。ということだ。開放倉庫は数では譲るも、お宝の値段がリーズナブルという点に軍配が上がる。


そしてこの旅では欠けたピースがギュンギュン埋まっていく旅でもあった。
オキメグ、ゆうゆ、の余韻覚めやらぬ中での相良晴子ワンツーフィニッシュ!


合計三千円でおつりチョロっとの、Tポイントなんぼつくねん、もうアカン、嬉しくて限界、母さんアテント!
級のまさに狂喜乱舞の収穫であった。鳴くよウグイス平安京!オレの財布も鳴くよ!

K「オレ、国生より新田派なんだけど…」
とかいいつつ、Kもいい仕事を着実にこなしていく。(ちなみにコレ、950円也)

呉「K、おぼえているか? 昔オレが付き合って、結婚を申し込んだらとんでもないフラれ方をした、あの彼女のことを…」
K「あぁ、憶えてるとも、散々その娘とのスケベ話の自慢を聞かされていたから、俺的にはちょっと楽しめたがな」
呉「ムッキー! そうやったんか?」
K「自慢しまくったオマエにも非はある」
呉「そうか、そうかもな。今おれは過去に向き合い、乗り越えてみせる」(※過去の中江有里の記事参照)
K「そうか、それをイクか。オマエらしいな…」
呉「中江有里リーズナボークラッシャー!」(※350円だった)

とっくに二人のカラータイマーは点滅していた。フラフラになりながらも、車は更に北上を続けるのであった。
~その8につづく~
捨て身のリーズナボークラッシャーで危機を脱した二人は、大首領松本典子、大幹部長山洋子を追って更に北上する。
消滅した琵琶湖タワー、股間を襲う妖しい滋賀のネオン、次々と襲い掛かる魔の手に、二人の財布も悲鳴を上げる。
「ラーメンのスープをまず一回飲んで、それからコショウをかけるのがその店に対しての礼儀じゃあぁぁ!」
Kのこだわりが唸る。
次回だめなやつら 「殺しの値札は1・5・5・0」にご期待下さい。

↑貴方が私をビッグにしてくれた。現時点お笑い(二位)お笑いその他のカテゴリーで(一位) あなたが押せば、私のスパーク回路にスイッチが入る!
だめやつツアー2009秋 その8

四十路の体力の消耗度は目に見えて凄まじかった。
Kとは小学校からの付き合いなので、いつまでもその時の感覚でいるから、夢中になって遊んでいれば気が付きゃ体力の限界を突破していることなどザラであった。


そして、無いアイドルCDは「買う」という二人の固い絆は守られ、コレクションはどんどん増えていく。
もう歯止めは効かなかった。
こんな遠方までガソリンと高速代を使ったのだ。少々値が張っても二度と来れる店ではないので、買わねば。という追い込み度!
今までに何店回ったかしれないが、思うのはアイドルCDはやはり貴重。ということだ。普通結構いい値段がついているアーティスト、例えばB'zとか綾香とか青山テルマとか。
これらはどこの店に行ってもある。
どこでも手に入る物を我々の感覚では「お宝」とは呼べなかった。逆にどこでも手に入るCDなら、そんなに高くなくてもいいじゃないか。とさえ思う。
なんなら貴方も明日の仕事の帰り、中古CD屋を覗いてみてほしい。

中山忍は無いから!
無い物にこそ我々は価値を見出す。これまでの旅で得た回答が、松本典子、長山洋子なのであった。何軒回っても見つけることができない。

二手に分かれてCDの棚を物色する。Kがコンコンと背中を叩く。
K「呉、オマエは中村由真の担当やったな」
呉「おう、4,5枚買ったなぁ」
K「じゃあ、これもイッとかなアカンよなぁ」
一枚のCDをKが見せる。そこにはとんでもない値札が貼られていた。
呉「くっ、くくぅっ…」
K「ためらうか? まさか京都まで来てためらうハズはないよなぁ」
半泣きの顔でKからCDを受け取ると私は震えながらレジの方へ体を向ける。値札は1550円とある。
K「ほぅ、行く気になったか」
呉「だって無いですからっ!」(号泣)

ガクブルで私はレジの女の子にCDを渡す。こんな調子で果たして二人に明るい未来はあるのか?
~その9につづく~
活車エビ [いきくるまえび] を [かっしゃえび] と読み間違えたKの深い哀しみは、雄大な琵琶湖の底へ静かに沈めておいた。
事態は風雲急を告げる。懐かしアイドルCDの棚で物色する、呉エイジと似たようなウエスト周りの男。どちらに声をかけていいのか立ち尽くすK。
「ええっ? 今はパンティーって言わないの? ショーツって言うの?」
混迷の度合いは更に深まっていく。
戦いの火蓋は切って落とされた。今こそ二人の皮下脂肪に瞠目せよ。
次回だめなやつら「なにいぃっ? 呉エイジが二人?」にご期待ください。

↑貴方が押すから頑張れる!