最新刊『鳥越第一産婦人科院長殿』告知2







 さて、しつこいと思われるかもしれないでしょうが、最新刊『鳥越第一産婦人科院長殿』の話題なのである。

 今回はKindleアンリミテッドに登録しているので(それに合わせて前作『すごい面接』も再登録した)、Amazonプライム会員の皆様方には、読み放題サービスで読めるようになっております。

 日々の販売数もそうですが、この読み放題サービスの数値もなかなか侮り難く『買うまでとは思わないけど、読み放題サービスの範囲内だったらいいか』という層にアピールできているようです。

 今回は『変格探偵小説創作集』と銘打っているので、ぜひTwitter上でも同ジャンルのファンに情報を拡散して頂きたいのですが、ここで欲しがり屋さんになってはいけない。

 『呉エイジと関わったら火傷しそうだな』とか『こなきじじぃのように絡みついてきそうで面倒くさい』とか思われたらアウトなのである。

 じっと我慢して、同好の士の口コミを期待しつつ、この本の良さが広がってくれるのを祈る日々なのだ。

 発売からここまで、好意的なお声を頂いた。批判的な声が見えないのは、きっと探偵小説を愛する人々は『大人』なのだろう。わざわざ『変格探偵小説を馬鹿にしやがって』とは私に向かって直接言わず、鼻で笑って終わり、なのだろう。

 私なりに『変格探偵小説』の愛は形にできた、と思っているし、第二弾に向けて何本か形が見え始めている。

 今回はネットで見つけた短編集についてのお客様からの声を書きとめ、読むのをためらっていらっしゃる方々に興味を持っていただこう、というのが主旨である。

 〜呉エイジ『鳥越産婦人科院長殿』感想。Kindle本。同じフレーズを繰り返す手法が活きる表題作、結末を描ききらず読者の想像に委ねることによって身もだえさせる「無責任と真面目男」、遊園地の着ぐるみのアルバイト中にある"快楽"を覚えてしまう「ぬひぐるみ物語」といった短篇6作を収録。変格"ものの入門書的に読んでみた(乱歩オマージュはさすがにわかる)。持ち味であろう軽やかな文章がちょっと浮いているのではと感じる箇所もあったけど、どれも愉しめた。それに100円で読めちゃうんだよお得だね!(宣伝)〜

 『無責任と真面目男』が作者の意図ズバリ。相当な読み手さんだ。帯で謳った『エロ グロ ナンセンス』のナンセンス担当の短編だが、狙いはまさしく『あっ、物語はここで終わってるけど、この後そうするのね』とイメージしてニヤニヤして頂きたかったのが作者の狙い。

 〜 「何度も呟いたから」を読みました。2人の温度差がポイントかと思いきや予想外の伏線からの追い詰めが面白かったです〜。「無責任と真面目男」を読みました。現代の会社のイメージで読んでしまったので、登場人物の口調に違和感を感じましたが「オチ」は面白かったです。笑 続けて「ば・れえん・たいん」を読みました。この作品は「無責任と真面目男」と逆に、この後が気になる終わり方でした…じ、実話…だったり…? いよいよラストの「鳥越第一産婦人科医院長殿」を読みました。人の持つ想像力と創造力が楽しめました。さて、読み終わってしまったので次の作品を「早目」にお願いします。笑 呉先生へ〜

 あまり普段読書をしないらしいフォロワーさんからですが、全部読んで貰えたようで作者感涙です。

 〜呉エイジ『鳥越第一産婦人科院長殿』読了。変格探偵小説に捧げる讃歌、読んでいて「ああ、これこそは……」と何度思ったか。個人的お気に入りは、不木作品を彷彿とさせる表題作と、再読して「そこか!」と膝を打った『無責任と真面目男』、横溝+乱歩的な、皮肉な結末が素晴らしい『ぬいぐるみ物語』オウムの証言からの展開が印象的な『何度も呟いたから』もいい。〜

 ツボを突きまくりの的確な評。ここまで狙いを汲んで頂ければ、こちらが『いやん』と声が漏れるレビューである。

 〜じっくり日にちをかけて味わうつもりが一気に読んだ。「ぬひぐるみ物語」が一番好み。『我が妻との闘争』の軽妙なイメージが強い呉さんだけど、濡れ場の描写にしっかり興奮させていただきました。「私に入ってきた」って表現が好きなんだと気付いた。【余計な告白】〜

 そうなんですよ。まだお読みでない貴方。今回は『濡れ場』描写があるのですよ。しかし『それで売り上げが伸びるのではないか?』という下心は全くありません。この作品に不可欠である、と思ったので書いてみたのです。

 〜ふとしたことから読んでみたが、著者がマックピープルの「我が妻との闘争」の人と知って驚いた。著者の変格探偵小説に対する愛が感じられる短編集。最後の「あるまじき錯誤」からあとがきへの流れが強烈なインパクト。〜

 これは嬉しい。今回の短編集の中で、一番の労力とリスクをかけた(笑)自信作『あるまじき錯誤』が、ほとんどの方に黙殺される中、ようやく取り上げて頂き感無量でございます。

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最新刊『鳥越第一産婦人科院長殿』告知




 本日3月15日。私の最新短編集『鳥越第一産婦人科院長殿』がようやく完成し、Kindleストアに並びました。




 四ヶ月ほどかかりましたね。読み返してみて『なかなかいいのが出来た』と思っております。

 私が若い頃読みふけった、江戸川乱歩、横溝正史、夢野久作、その他、変格探偵小説を書くマイナーポエットの作品達、そういう作品に捧げる愛に満ちた返歌であります。

 それぞれの思い出は『あとがき』に書いておりますので、ここではそれ以外の、この本にまつわるお話などを。

 私は文章を書くことも好きですが、読むことも大好きです。で、自然と書く物は吸収してきたものが反映されるわけで、今回はエロ・グロ・ナンセンス、昭和初期の変格探偵小説の創作集を纏めてみました。

 形にする、ということは、私が読んで今一番楽しい物、になるわけで、同好の士にはきっと喜んで頂ける内容になっているのではないか、と思っております。

 反対に『我が妻との闘争』のような感じをお求めのお客様には、ちょっと違う。と思われてしまうかもしれません。感想が楽しみでもあり心配でもあります。

 一本目『何度も呟いたから』これは笑いとミステリーを融合してみようと試みた短編です。タイトルが本文中に出てくるのですが、どこにどう配置したか、が作者のミソになります。

 二本目『鳥越第一産婦人科院長殿』これは変格探偵小説ではお馴染みの、偏執的な狂人の一方的に送られてきた書簡体です。声を高らかに相手の都合も関係なく一方的にまくしたてる状況を「あー、きたきた」と喜んで貰えれば幸い。これは私が考える変格探偵小説の『必殺の型』であります。

 三本目『ぬひぐるみ物語』これは『ねっとり書いてみよう』と思いながら組み立てまして、過剰な独白が事件の構図の先読みを隠蔽する効果も狙って書いています。

 四本目『無責任と真面目男』喋りが上手の世渡り上手な男が会社にもいます。適当にやってても強引に、軽薄に言いくるめてしまう。そういう相手への憎しみが、幾分加味された内容になっています。

 五本目『ば・れえん・たいん』ここで弁明しておきますが、私はホモではありません(笑)色白でショートカットで巨乳な女性が大好きです。

 六本目『あるまじき錯誤』これは絵解きの時、皆さんに「あーあ」と言いながら苦笑いして頂きたい一篇。書き上げてしばらくたって自分で読み返してみて爆笑したので、多分品質的には大丈夫でしょう(当社比ですが)。

 あー、でもこれは前作『すごい面接』よりは売れないだろうなー。物凄く偏った内容ですしね。『すごい面接』は今でも『ビジネスマナー』のランキングで50位以内をキープしており、これから毎春、新卒の方々が『面接』で検索し、間違って買ってくださる、という『我が妻との闘争』に続く第二の収入柱になってくれると思うのです。

 それでも出さずにはいられませんでした。これを書いたということは、これが私の一番読みたい本、だと思いますし、Twitter等で私の読書感想ツイートを目にされた方が「あの手の本を読んでいる呉さんなら、もしかして私の興味に引っかかるかも」という興味で手にとって頂けたら幸いです。




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Author:呉エイジ
マックピープルの巻末に毎月こっそり「我が妻との闘争」を連載しておりました。電子書籍1巻から5巻、絶賛発売中!

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