松田聖子 SEIKO



松田聖子 SEIKO
発売日 1990年6月7日
型番 CSCL1090

01. オール・ザ・ウェイ・トゥ・ヘヴン
02. ヒーズ・ソー・グッド・トゥ・ミー
03. リーヴ・イット・アップ・トゥ・フェイト
04. ザ・ライト・コンビネイション
05. グッドバイ・マイ・ベイビー
06. フーズ・ザット・ボーイ
07. ウィズ・ユア・ラヴ
08. エヴリバディ・フィールズ・オールライト
09. ハーフウェイ・トゥ・ヘヴン
10. トライ・ゲッティン・オーヴァー・ユー

昨日のことだ。大阪城ホールにて開催された松田聖子2014「ドリーム&ファンタジーツアー」へ、幼なじみの漫画家、金平と二人して連れ立って行ってきたのである。

デビュー35周年記念ライブと銘打たれているからだろうか、会場には同年代のドレスアップした女性の波、波、波。

私にとっては永遠のアイドルなのだが、同世代の四十、五十の女性にとっては「美のカリスマ」という側面も持っているのだろう。奇麗に着飾って、若さを保った、まぁ中にはかなり無理しているひともいたが(笑)それでもチラホラパッと見、二十代後半にも見える四十代の女性の姿もあり、影響力の強さがこちらにまで伝わってきた。

松田聖子に出会ったのはその金平の家でのことだった。金平の兄ちゃんというのがこれまたビーバップハイスクールがそのままコマから出てきたような生粋のヤンキーであり、その兄ちゃんが親衛隊として当時の聖子ちゃんのライブへ通っていた流れで、自然と遊びに行けば隣の部屋からBGMとしていつも流れていたのが松田聖子のアルバムであった。

「風立ちぬ、はエエ音しとる」がお兄ちゃんの感想であった。

アイドルとしては当時は河合奈保子の巨乳の方が好きで、憧れる対象ではなかったのだが、なんせ曲が良かったので音楽性に惹かれてのめり込んでいった口だった。

そして聴けば聴くほど絡み付くクモの糸のように、ハマって逃れられなくなっていく、超音波のように男心をくすぐる甘い声。多分、同性から出たやっかみであろう。それは「ブリッコ」と名付けられた。

そういうバッシングも関係なく、中学、高校と金平と家で漫画を描く時には、いつもBGMとして流れていた。

長年慣れ親しんできたその「生、松田聖子」である。

人生のTO DOとして相棒の金平と掲げている目標がある。佐野元春のライブに行く(クリアー)松田聖子のライブに行く(昨日クリアー)浜田省吾のライブに行く(未逹)四国一周ブックオフ巡り(未逹、2015年に行けるよう貯金中)九州一周ブックオフ巡り(完全に未定)

その二つ目のクリアーである。

思えばもう四十五になってしまった。最近よく思うのは、そんなに人生は長いもんじゃない、ということだ。気持ちはいつまでも十六くらいのままなのだが、冷静になって考えれば、あと二十年、保たずにポックリと逝ってしまうかもしれない。

時間は永遠にある、という思いは自分の中からは無くなってしまった。残った時間でどれだけ好きなことができるか、どれだけの作品を残せるか(どうも我が妻との闘争、六巻は出せそうにない雲行きだ)

ということを最近よく考えるようになった。

ライブ中は、そんな雑念が入り込む余地もなく、大いに盛り上がったライブとなった。大スターの貫禄さえ見えた。よく声もケアされており、往年の名曲が違和感なく再現されていた。

また行きたい、と思わせる内容であった。

東京へ締め切りのためにトンボ返りする金平と、ビアホールで祝杯。

「おまえ、毎月よく頑張ってるな、落とさずに、アシスタントも使わずに」

「はは、アシスタントなんか俺の身分で使ったら、利益残るかいや。給料に、食事に、交通費に…」

「ええっ?! アシスタントに交通費? そこまで色々としてやるのか? 勉強させてもらってます、みたいな向こうの謙虚な気持ちは無いんか?」

「んなアホな。弟子制度やあるまいし。最近はそこまでやらんと集まらんよ」

「それでも昔ほど本が売れなくなった」

「確かに売れなくなった。80年代を通過してきたワシらには特にそう感じるよな。そうそう、我が妻来月号で最終回か、よう頑張ったな。十五年か? サラリーマンしながら大したもんやな、来月お疲れ会開こうや」

「サンキューサンキュー。持つべきものは古き友、やな(笑)」

「どないすんねん?」

「どないもこないも、誌面のリニューアルやからお役御免や。普通のオッサンに戻るだけや」

「会社人間に集中するんか?」

「いや、やっぱりサラリーマンしながらの毎月の締め切りは、コンディションの悪い時はホンマ苦しかったんや。だから少し休んで、今書きかけの長編小説を完成させて変名で応募すること、かな」

「呉エイジは封印するんか?」

「いや、まっさらになって力試ししてみたいんや。通れば何がしかの力があったんやろうし、落選したら本出せてたのは「まぐれ」やった、というのが骨身に沁みて本格的に文章と向き合えるやろ? で変名やから恥ずかしくないやん(笑)」

「そうか、それにしても旨いビールやな」

「旨い、酒飲まん俺でも分かる。ドイツの直輸入の樽ビールか。たまにはええな、こんなのも。一杯八百円か」

「サラリーマンしながら大変やろうけど、とにかく書きかけのやつ、なんとしても完成させろ」

「口回りのヒゲに三割白髪が混じっとるオッサンに言われたくないわ」

「もういっそ全部白髪になってほしいんやけどな、宮崎駿みたいになって貫禄でるやろ? ていうか、人のこと言えるかいや。オマエ自分だけ十代の気分で話かけてきてるけど、オマエも年相応に老けたぞ(笑)」

「そうか、まぁ互いに元気でおろう」

「乾杯」

チン、とグラスの音が鳴った。


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コメント

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Re: No title

そうたさん、同級生さんだったとは(笑)
ありがとうございます。

No title

いやー 出会いはインターネット黎明期90年代末ですからねえ
いろんなポータルサイトで我が妻とりあげられておりました。
当時結婚したてで、どれほど共感したでしょうw
ほんとに長い間連載おつかれさまでした。

以降HPにブログにTwitter、三人の子育て、Macのバージョンアップ
となにかと後追いつづけさせていただいた感があります。
同級生ですがこれからも人生の先輩とさせていただきたく思いますw
渾身の最新単行本
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マックピープルの巻末に毎月こっそり「我が妻との闘争」を連載しておりました。電子書籍1巻から5巻、絶賛発売中!

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