おニャン子クラブ B面コレクションvol.3





おニャン子クラブ B面コレクションvol.3
発売日 1999年6月19日
型番 SRCL 4533

01.雨のバラ
02.クリスマスが来る前に
03.うさぎの耳
04.やさしさなんていらない
05.あんみつ大作戦
06.好きで、ごめん。
07.銀色のスーベニール
08.代官山恋物語
09.わたしは知恵の輪(puzzling)
10.夜明けまで "Happy Birthday!"
11.青い鳥を探して
12.春は名のみ
13.ジェリービーンズのロマンス
14.カメオのコンパクト





「8月4日の発売から、何日かの空白はありますが、ほぼ毎日出ています」

「おめでとう。よかったですね」

「プロ作家をまだ自称できますか? 皆さんからお金を頂いているのですから」

「それは少々早計ですね。ここまでKindleの自費出版が一般になったのです。そこで売れたからといってプロを名乗ることはできないでしょう」

「といいますと?」

「まず、自分の名前の紙媒体の単著がある」

「あります。ありますとも」

「そして今では更に紙媒体の雑誌の連載を持っていることも挙げられますかね?」

「あー、それはないです。紙媒体の雑誌といいましても雑誌そのものが電書化してきていますが、それでもですか?」

「ではWEB連載でも構いません。ですが、それはギャランティありきの前提とします」

「それでも一応出荷されているので作者としては胸を撫で下ろしています。ゼロならどうしよう、と思っていましたからね」

「よかったですね」

「印税収入確保で会社を辞めたいなぁ…」

「は? 待ってください。貴方のフォロワーさんが買ってくれたとします。端数は切って千人としましょう」

「フォロワーさん全員なんて無理ですよ」

「分かっています。そして本の価格が101円。印税30数パーセント。30円かける千じゃないですか。それで会社を辞めたい、とはあなたは阿呆ですか?」

「は?」

「あたまド阿呆甲子園ですか? と聞いているんです」

「ひどい言い方ですね」

「上手くいっても三万円じゃないですか。それも不安定な予測の」

「新たな未来への第一歩です。冊数を増やせば、そして毎回読んで貰う方々に喜んで頂ければきっと次に繋がると」

「それでも今のサラリーの安定には程遠いでしょうね」

「創作でご飯を食べる、というのは大変な時代なのかもしれません」

「そうですね。音楽も本も配信に置き換えられます。モノを生産しない、ということです。80、90年代の大量消費時代は二度とこないでしょうね」

「私は本の価格を最低に設定しました。これは自分への枷です。毎回勉強しろ、向上しろ、技術を磨け、という相手からお金を頂いている事を忘れるな、という自分への戒めです」

 まだ話したいことは山ほどあったのだが、分身は消えてしまった。少し微笑んでいたのは『売り上げゼロ』だと思っていたのだろう。口は悪いが少しは応援してくれる気持ちがあったようだ。



いつも来てくれてありがとう。貴方が押すから順位が上がる。やる気も上がる。

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